避難するタイミングはいつ?何を持ってどんな格好で逃げる?家を出る前の確認まで解説

避難するタイミングはいつ?何を持ってどんな格好で逃げる?家を出る前の確認まで解説 避難
避難するタイミングはいつ?何を持ってどんな格好で逃げる?家を出る前の確認まで解説

こんにちは!

「防災ラボる」です。

これまで、

ステップ1「知る」

で自分の地域にどんな災害の危険があるのかを確認し、

ステップ2「備える」

で水、食料、携帯トイレ、防災リュックなどを準備してきました。

そして今回が、

ステップ3「行動する・避難する」

です。

防災すぐるパパ。

こんな疑問はありませんか?

「台風が近づいているけど、いつ避難すればいいんだろう?」

まどかママも、

「家を出る前にガスを止めたり、
戸締まりしたりしないといけないよね?」

と思うかもしれません。

でも災害によっては、

それを全部やっている時間がない

場合があります。

だから今回は、

  • いつ避難する?
  • 家族はどうする?
  • 何を持つ?
  • どんな服装?
  • 家の状態はどこまで確認する?
  • 電気・ガス・水道は?
  • 戸締まりは?
  • 避難中は何に注意する?

まで、順番に一緒にラボってみましょう。

  1. まず覚えたい|避難は「家を出ること」だけではない
    1. 避難とは危険から離れること
  2. 避難するタイミングは災害によって違う
    1. 台風・大雨・洪水・土砂災害
    2. 地震
    3. 津波
  3. 「まだ大丈夫」が一番危ないこともある
    1. 避難は安全に歩けるうちに
  4. 避難すると決めたら最初に家族を確認
    1. 同じ家にいる家族
    2. 離れている家族
  5. 家族の安否確認はどうする?
    1. 電話だけに頼らない
  6. 避難するときに何を持っていく?
    1. 7日分全部は持っていかない
    2. 基本の非常持ち出し品
    3. 家族によって追加するもの
  7. 非常持ち出し袋はリュックにする
    1. 両手を空ける
  8. 避難するときはどんな格好?
    1. 動きやすい服装
    2. 頭を守る
    3. 手を守る
    4. 靴は履き慣れた運動靴
    5. 雨の日は傘よりレインウェア
  9. 家を出る前に住宅の状態を確認する
    1. 地震の場合
  10. ガスはどうする?
    1. 安全なら元栓を閉める
    2. ガス臭いとき
  11. 電気はどうする?
    1. 地震後に避難するならブレーカーを切る
    2. 感震ブレーカーも検討しよう
  12. 水道はどうする?
    1. 必ず元栓を閉めるというものではない
  13. 火の元を確認する
    1. ただし避難を遅らせない
  14. 家を出るとき施錠はする?
    1. 時間的余裕があれば戸締まり
  15. 家を離れるとき「どこへ行ったか」を残す
    1. 家族の行き違い防止
  16. 近所にも声をかける
    1. 自分の家が安全なら周囲も確認
  17. 避難するときは原則徒歩
    1. 車が逆に危険になる場合がある
  18. 大雨で道路がすでに冠水していたら?
    1. 無理に避難所まで歩かない
  19. 津波の場合は「全部飛ばして逃げる」こともある
    1. ガス・ブレーカー・施錠より避難
  20. 防災ラボる式「家を出る前チェック」
    1. 時間に余裕がある避難
    2. 一刻を争う避難
  21. 防災すぐるパパ一家の役割を決めよう
    1. 災害が起きてから役割分担しない
  22. 避難判断で迷ったときの考え方
    1. 「逃げて何もなかった」は失敗ではない
  23. 防災ラボるのまとめ

まず覚えたい|避難は「家を出ること」だけではない

避難とは危険から離れること

「避難してください」

と聞くと、

避難所へ行くこと

を想像しませんか?

でも避難とは、

危険から身を守る行動

です。

自宅が安全なら在宅避難できる場合があります。

安全な親戚宅や知人宅、ホテルなどへ移動することも避難です。

一方で、自宅が危険な区域にある場合は、
その場に残ることが危険になる可能性があります。

だから最初に考えるのは、

「避難所へ行くか?」ではなく「今いる場所は安全か?」

です。

避難するタイミングは災害によって違う

台風・大雨・洪水・土砂災害

台風や大雨は、ある程度前から危険が高まることが分かります。

そのため、

危険になる前に移動を終わらせる

ことが重要です。

現在の警戒レベルでは、

警戒レベル3「高齢者等避難」

で、高齢者や障害のある方など避難に時間がかかる人は避難を開始します。

そして、

警戒レベル4「避難指示」までに危険な場所から全員避難

することが基本です。

警戒レベル5まで待ってはいけません。

警戒レベル5は、すでに災害が発生している、
または切迫している段階です。

地震

地震の場合はまず、

揺れている最中に避難しようとしない

ことが基本です。

まず頭を守り、家具やガラスなどから身を守ります。

揺れが収まってから、

  • 家屋が大きく損傷している
  • 火災が発生している
  • 周辺で火災が広がっている
  • 余震で倒壊する危険がある
  • 自宅で安全に過ごせない

などの場合に避難を判断します。

気象庁も、家屋の耐震性に不安がある場合には、
その後の地震に備えて安全な場所へ避難することも選択肢としています。

津波

津波は別です。

海岸付近で、

強い揺れ

または、

弱くても長くゆっくりした揺れ

を感じたら、

津波警報を待たずに避難します。

気象庁も、津波警報などが間に合わない場合があるため、
こうした揺れを感じたらすぐ避難するよう呼びかけています。

津波の場合は、

荷物をまとめる

ガスの元栓を確認する

家族を探しに戻る

より、

高い場所へ逃げること

が最優先です。

「まだ大丈夫」が一番危ないこともある

避難は安全に歩けるうちに

防災すぐるパパ。

「雨がもう少し強くなったら避難しよう」

と思っているうちに、

道路が冠水。

川が増水。

風が強くなる。

夜になる。

そんなこともあります。

避難は、

危険になってから始めるのではなく、安全に移動できるうちに終える

ことが重要です。

避難すると決めたら最初に家族を確認

同じ家にいる家族

まず、

全員いるか?

ケガはないか?

自力で避難できるか?

を確認します。

赤ちゃん。

高齢者。

障害のある方。

介護が必要な方。

ペット。

家族によって避難に必要な時間は違います。

離れている家族

防災すぐるパパは会社。

まどかママは自宅。

子どもは学校。

このような状況も考えられます。

このとき大切なのは、

無理に全員集合しようとしないこと。

特に津波の場合、

「子どもを迎えに行かなきゃ!」

と危険区域へ戻ることで逃げ遅れる可能性があります。

事前に、

学校なら学校の避難ルールに従う

職場なら職場から安全な場所へ避難する

連絡できなくても決めた避難先へ行く

というルールを家族で決めておきましょう。

家族の安否確認はどうする?

電話だけに頼らない

大災害では電話がつながりにくくなる可能性があります。

そのため、

  • 災害用伝言ダイヤル171
  • 災害用伝言板
  • SMS
  • SNS
  • 家族で決めた集合場所

など、複数の方法を考えておきます。

内閣府も、家族が別の場所にいる場合に備え、
災害用伝言ダイヤル171などの安否確認方法と集合場所を
事前に決めることを勧めています。

避難するときに何を持っていく?

7日分全部は持っていかない

以前の記事でも確認しましたが、

家庭の7日分備蓄と非常持ち出し袋は別です。

避難するときは、

命を守って安全に移動できる量

にします。

基本の非常持ち出し品

例えば、

  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • 飲料水
  • すぐ食べられる食品
  • 常用薬
  • お薬手帳などの医療情報
  • 携帯トイレ
  • ライト
  • 現金
  • 身分証明に必要なもの
  • マスク
  • ウェットティッシュ
  • 生理用品
  • タオル
  • 雨具

などです。

家族によって追加するもの

赤ちゃんなら、

  • ミルク
  • おむつ
  • おしりふき

介護が必要なら、

  • 介護用品
  • 大人用おむつ
  • 必要な薬

障害のある方なら、

  • 補聴器
  • 予備電池
  • 補装具
  • コミュニケーション用品

など、

避難先で代わりがきかないもの

を優先します。

非常持ち出し袋はリュックにする

両手を空ける

避難するときは、

手提げバッグよりリュック

がおすすめです。

両手が空けば、

子どもの手を握る。

手すりにつかまる。

転びそうになったとき手を使う。

といった行動ができます。

消防庁も、地震後の避難では徒歩で、
荷物を最小限にするよう案内しています。

避難するときはどんな格好?

動きやすい服装

基本は、

長袖・長ズボン

など、できるだけ肌を守れて動きやすい服装です。

頭を守る

可能なら、

ヘルメットや防災ずきん

を使用します。

落下物や飛来物が考えられるためです。

手を守る

軍手や作業用手袋があると、

瓦礫や物に触れる際のケガを防ぎやすくなります。

靴は履き慣れた運動靴

ここは特に覚えておきましょう。

大雨だからといって、

長靴が最適とは限りません。

長靴は水が入ると重くなり、歩きにくくなることがあります。

国土交通省も、
水害時には長靴より脱げにくい運動靴などでの避難を案内しています。

雨の日は傘よりレインウェア

可能ならレインコートやカッパを利用します。

傘で片手をふさぐより、

両手を空ける

ことを優先します。

避難時の服装は、

ヘルメット・手袋・動きやすい服・履き慣れた靴・リュック

というイメージで考えると分かりやすいでしょう。

家を出る前に住宅の状態を確認する

地震の場合

揺れが収まったら、

  • 家が大きく傾いていないか
  • 柱や壁に大きな損傷がないか
  • ガラスが割れていないか
  • 火災が起きていないか
  • ガス臭くないか
  • 周囲の建物や塀が倒れそうではないか

などを、安全な範囲で確認します。

明らかに危険なら、

詳しく調べようとして家の中に長く留まらない

ことが大切です。

壊れた家屋やブロック塀には
近づかないよう自治体も注意を呼びかけています。

ガスはどうする?

安全なら元栓を閉める

避難するときは、安全に行える状況であれば、

ガス機器を止め、ガスの元栓を閉めます。

政府広報でも、避難時にはガス機器を止め、
ガス栓などを閉めるよう案内しています。

ただし、

激しく揺れている最中にガス栓へ走らない

でください。

まず身を守ります。

ガス臭いとき

ガス臭がする場合は注意が必要です。

電気のスイッチや換気扇などを操作すると火花が出る可能性があります。

政府広報は、ガス臭があるときにはガスの使用をやめ、
電気のスイッチに触れず、窓や戸を開けて換気し、
ガス事業者へ連絡するよう案内しています。

電気はどうする?

地震後に避難するならブレーカーを切る

地震後に自宅を離れる場合、

電気のブレーカーを切る

ことが重要です。

停電後に電気が復旧した際、
損傷した電気機器などから火災が起きる「通電火災」を防ぐためです。

消防庁も避難時にはブレーカーを落とすことを推奨しています。

感震ブレーカーも検討しよう

大地震で、

「ブレーカーを切ってから逃げる」

余裕がない場合もあります。

一定以上の揺れで自動的に電気を遮断する感震ブレーカーも
地震火災対策の一つです。

水道はどうする?

必ず元栓を閉めるというものではない

電気やガスと違い、

避難するたび必ず水道の元栓を閉めなければならない

というものではありません。

ただし、

  • 水道管が壊れている
  • 漏水している
  • 長期間家を空ける
  • 自宅の配管損傷が疑われる

場合は、止水栓を閉めることを考えます。

東京都水道局も、緊急時は止水栓で水を止められるため、
普段から位置を確認しておくよう案内しています。

つまり、

水道は「漏れていないか確認→必要なら止める」

と覚えるといいでしょう。

火の元を確認する

ただし避難を遅らせない

地震の場合、

揺れが収まってから

コンロ、ストーブなどの火元を確認します。

安全に消せる小さな火なら初期消火を考えます。

しかし、

火が大きい。

煙が充満している。

危険が迫っている。

という状況なら、

消火より避難

です。

家を出るとき施錠はする?

時間的余裕があれば戸締まり

安全にできるなら、

  • 窓
  • 玄関

を施錠します。

内閣府の防災Q&Aでも、
家を離れる際に戸や窓の鍵を閉めることが紹介されています。

ただし、

津波が迫っている

火災が迫っている

家が倒壊しそう

という状況で、

「鍵を閉めなきゃ!」

と戻る必要はありません。

すべてに共通する考え方は、

命より優先する後始末はない

です。

家を離れるとき「どこへ行ったか」を残す

家族の行き違い防止

地震などで家族が戻ってくる可能性がある場合、

避難先を伝える方法を家族で決めておくと役立ちます。

内閣府や自治体の防災資料でも、
避難先を伝言として残す方法が紹介されています。

ただし、防犯面にも配慮し、
住所・氏名・連絡先など個人情報を
誰にでも見える形で詳しく掲示するのではなく、
家族で決めた方法を使うとよいでしょう。

近所にも声をかける

自分の家が安全なら周囲も確認

余裕がある場合には、

「大丈夫ですか?」

と近隣にも声をかけます。

特に、

  • 一人暮らしの高齢者
  • 障害のある方
  • 避難に支援が必要な方

などがいる場合です。

消防庁も、自宅の安全確認後に近隣の安否を確認するよう案内しています。

ただし、自分や家族を危険にさらしてまで救助しようとしてはいけません。

避難するときは原則徒歩

車が逆に危険になる場合がある

地震時には道路の渋滞によって、

消防車。

救急車。

救助車両。

が通れなくなる可能性があります。

地震後の避難は原則として徒歩・荷物は最小限が基本です。

津波や水害などでは
地域の避難計画によって車避難が想定される場合もあるため、
自治体のルールを事前に確認しておきましょう。

大雨で道路がすでに冠水していたら?

無理に避難所まで歩かない

避難開始が遅れて、

道路がすでに深く冠水。

外に出るほうが危険。

という場合があります。

その段階では、

無理に避難所へ移動することが最善とは限りません。

近くの丈夫な高い建物や、
自宅のより安全な上階などへ移る緊急安全確保が必要になる場合があります。

だからこそ、

冠水してからではなく冠水する前に避難する

ことが大切です。

津波の場合は「全部飛ばして逃げる」こともある

ガス・ブレーカー・施錠より避難

ここまで、

ガス。

電気。

火元。

戸締まり。

持ち出し品。

を確認してきました。

しかし、津波の場合は別です。

強い揺れや長い揺れを海の近くで感じた。

大津波警報・津波警報が発表された。

そのような場合、

これらを全部やってから逃げようとしないでください。

津波は地震後、短時間で到達する場合があります。

すぐ持てるリュックがあれば持つ。

なければ置いていく。

家族がいなければ、決めた避難先へそれぞれ逃げる。

命を最優先します。

防災ラボる式「家を出る前チェック」

時間に余裕がある避難

□ 家族全員の安否を確認
□ 避難先を確認
□ 非常持ち出し袋を持つ
□ スマートフォンを持つ
□ 常用薬を持つ
□ 動きやすい服装に着替える
□ 運動靴を履く
□ 火元を確認
□ ガスを止める
□ 地震後の避難ならブレーカーを切る
□ 漏水があれば水道の止水栓を閉める
□ 窓・玄関を施錠
□ 必要なら家族へ避難先を伝える
□ 近隣の支援が必要な人に声をかける
□ 安全な避難ルートを確認

一刻を争う避難

津波。

火災。

家屋倒壊。

土砂災害が迫っている。

こうした場合は、

チェックリストを全部やりません。

□ 命を守る
□ 家族に声をかける
□ すぐ逃げる

これでいいのです。

防災すぐるパパ一家の役割を決めよう

災害が起きてから役割分担しない

防災すぐるパパ一家なら、平常時に、

防災すぐるパパ

非常持ち出し袋と安全確認。

まどかママ

子どもと必要な薬・生活用品。

子ども

自分の靴を履いて自分用リュックを持つ。

というように役割を決めておく方法があります。

ただし、

「パパがいないと避難できない」

というルールにはしません。

誰かが不在でも、

それぞれが自分で避難できる家族

を目指しましょう。

避難判断で迷ったときの考え方

「逃げて何もなかった」は失敗ではない

防災すぐるパパ。

避難したのに、

「結局何もなかったね」

ということもあります。

でも、それでいいのです。

避難した結果、災害が起きなかったことと、

避難判断が間違っていたことは同じではありません。

災害は、

「危なくなったら必ず教えてくれる」

わけではありません。

特に台風・大雨では、

安全に逃げられるうちに動く。

津波なら、

迷ったら高い場所へ。

そう考えておきましょう。

防災ラボるのまとめ

避難で一番大切なのは、

荷物でも戸締まりでもありません。

命です。

時間に余裕があるなら、

家族確認。

持ち出し品。

服装。

火元。

ガス。

ブレーカー。

水漏れ。

戸締まり。

まで確認します。

でも、

津波。

火災。

土砂災害。

家屋倒壊。

など命の危険が迫っていたら、

全部やらなくていい。

すぐ逃げます。

そして大雨・台風なら、

危険になってから避難するのではなく、危険になる前に避難を終える。

これが重要です。

防災すぐるパパ、まどかママ。

今日家族で一度、

「避難するとしたら、誰が何をする?」

と話してみませんか?

玄関の防災リュックを背負って、

靴を履いて、

避難場所まで実際に歩いてみる。

それだけでも立派な防災訓練です。

知る。

備える。

そして、

行動する。

最後に命を守るのは、

「逃げると決めて行動できるか」

なのかもしれません。

一緒にラボろう、防災のこと。

— 防災ラボる

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