防災備蓄は何日分必要?在宅避難・避難所・緊急避難で必要な量をケース別に考えよう

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こんにちは!

「防災ラボる」です。

防災について調べていると、

「水や食料は最低3日分、できれば1週間分備えましょう」

という言葉をよく見かけます。

ここで防災すぐるパパに、こんな疑問が出てきました。

「4人家族で7日分って、ものすごい量になるよね?」

まどかママも、

「それを全部、防災リュックに入れて避難所まで持っていくの?」

確かにそうです。

例えば飲料水だけでも、1人1日約3Lを目安に考えると、
4人家族・7日分では約84Lになります。

そんな量を背負って避難することは現実的ではありません。

では、「1週間分備蓄」というのは、どういう意味なのでしょうか?

今回は、

在宅避難する場合

避難所へ行く場合

津波などですぐ逃げる場合

車で避難する場合

などに分けて、

「実際にどのくらい持っておけばいいのか?」

を一緒にラボってみましょう。

  1. まず知っておこう|「備蓄」と「持ち出し品」は違う
    1. 1週間分は基本的に「自宅に置いておく備蓄」
    2. 持ち出し品は「命を守って避難するための量」
  2. ケース① 自宅が安全で「在宅避難」する場合
    1. 目標は7日分
    2. 在宅避難なら「重さ」を気にしなくていい
    3. 4人家族なら
  3. ケース② 避難所へ避難する場合
    1. 7日分を背負う必要はない
    2. 最初の1日を乗り切れる量を基本に考える
  4. ケース③ 津波から緊急避難する場合
    1. 荷物より命
    2. 持つなら最低限
  5. ケース④ 洪水・土砂災害で避難する場合
    1. 基本は1日分程度の軽い持ち出し
  6. ケース⑤ 車で避難できる場合
    1. 車なら少し多めに持てる
  7. ケース⑥ 高齢者・障害者・介護世帯
    1. 「避難所でも代わりがきかない物」は多めに
  8. ケース⑦ 赤ちゃんがいる家族
    1. 赤ちゃん用品も「避難所任せ」にしない
  9. ケース別「何日分?」を整理すると
    1. 在宅避難
    2. 避難所へ徒歩避難
    3. 津波の緊急避難
    4. 洪水・土砂災害の計画的避難
    5. 車での避難
    6. 高齢者・介護・障害者
    7. 乳幼児
  10. 「避難所に行けば食料があるから0日分でいい」は危険
    1. 支援物資がすぐ届くとは限らない
  11. 水はどうする?
    1. 在宅避難なら1人1日約3L
    2. 避難リュックには全部入れない
  12. 食料も「水を使わず食べられるもの」を優先
    1. 在宅用と避難用では食品を分ける
  13. 防災リュックは「何日分」より「持てる重さ」
    1. 家族全員で一度背負ってみよう
  14. 防災ラボる式「3段階備蓄」
    1. LEVEL1「いつも持つ」
    2. LEVEL2「持って逃げる」
    3. LEVEL3「家で生きる」
  15. 防災ラボるのまとめ

まず知っておこう|「備蓄」と「持ち出し品」は違う

1週間分は基本的に「自宅に置いておく備蓄」

農林水産省では、
災害発生からライフラインの復旧まで1週間以上かかる場合や、
支援物資が3日以上届かないケースなどを踏まえ、

最低3日分~1週間分×人数分

の食品を家庭で備蓄することを推奨しています。

ここで重要なのは、

「家庭で備蓄する量」

だということです。

全部をリュックに詰めて逃げる量ではありません。

持ち出し品は「命を守って避難するための量」

一方、避難するときに持っていく非常持ち出し袋は、

必要最低限

にします。

避難中に重すぎて歩けなくなったら、本末転倒です。

つまり、

自宅備蓄=生活を続けるため

非常持ち出し袋=安全に避難するため

と分けて考えます。

ケース① 自宅が安全で「在宅避難」する場合

目標は7日分

自宅が倒壊しておらず、津波・洪水・土砂災害などの危険もなく、
安全に生活できる場合は在宅避難という選択肢があります。

この場合は、

最低3日分、できれば7日分

を基本に考えます。

大規模災害では、物流やライフラインが長期間止まる可能性があるためです。

在宅避難なら「重さ」を気にしなくていい

持ち歩く必要がないため、

  • 食料
  • 携帯トイレ
  • カセットボンベ
  • トイレットペーパー
  • 衛生用品

などを多めに置けます。

4人家族なら

水だけでも、

3L×4人×7日=約84L

が一つの目安です。

一度にそろえる必要はありません。

以前紹介したように、毎週少しずつ購入して増やしていけばよいでしょう。

ケース② 避難所へ避難する場合

7日分を背負う必要はない

防災すぐるパパ。

ここが今回一番大切なポイントです。

避難所へ行くからといって、7日分全部を持っていく必要はありません。

むしろ、歩いて避難する場合は荷物を軽くすることを優先します。

最初の1日を乗り切れる量を基本に考える

一つの考え方として、

最初の半日~1日程度を自力でしのげる量

を持ち出すと現実的です。

例えば、

  • 飲料水
  • すぐ食べられる食料
  • 携帯トイレ
  • 常用薬
  • モバイルバッテリー
  • ライト
  • 衛生用品

などです。

避難所には備蓄や支援物資がある場合がありますが、

「行けばすぐ何でももらえる」とは考えない

ほうが安全です。

災害規模や避難者数によっては、
物資が十分でない可能性があります。

だから、

最初の数時間~1日は自分で乗り切る

という考え方を持っておきましょう。

ケース③ 津波から緊急避難する場合

荷物より命

津波の場合は考え方が大きく変わります。

強い揺れや長い揺れを感じ、津波の危険があるなら、

備蓄品を取りに戻らない。

重い荷物をまとめない。

すぐ高い場所へ避難する。

これが優先です。

持つなら最低限

すでに玄関などに準備してあり、すぐ持てるなら、

  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • 飲料水
  • 常用薬
  • ライト
  • 防寒・雨具

などの軽い持ち出し袋を持ちます。

しかし、

持ち出し袋を探すために避難が遅れるなら置いていく。

津波避難では、

物より命

です。

ケース④ 洪水・土砂災害で避難する場合

基本は1日分程度の軽い持ち出し

台風や大雨の場合は、地震より前もって準備できることがあります。

雨や風が激しくなる前に避難できれば、

  • 食料
  • 常用薬
  • 着替え
  • モバイルバッテリー
  • 衛生用品

など、必要なものを落ち着いて準備できます。

ただし、

何日分も詰め込んで重くしすぎない

ことが重要です。

避難所まで歩くなら、

安全に歩ける重さ

を優先します。

ケース⑤ 車で避難できる場合

車なら少し多めに持てる

災害の種類や避難指示、
道路状況によって車避難が適切な場合には、
歩行避難より多くの物資を運べます。

例えば、

  • 水2~3日分
  • 食料2~3日分
  • 毛布
  • 着替え
  • 携帯トイレ
  • 衛生用品

などを積んでおくことも考えられます。

ただし、

車で逃げれば必ず安全というわけではありません。

洪水で車が動けなくなったり、
渋滞によって津波から逃げ遅れたりする可能性があります。

地域の避難計画に従うことが基本です。

ケース⑥ 高齢者・障害者・介護世帯

「避難所でも代わりがきかない物」は多めに

一般的な水や食料は避難所から支援される可能性があります。

しかし、

  • 常用薬
  • 医療用品
  • 補聴器用電池
  • 特殊な介護食
  • とろみ剤
  • アレルギー対応食品
  • おむつ
  • 医療機器用の電源

などは、避難所ですぐ入手できるとは限りません。

東京都も、要配慮者について、薬は3日分、
推奨1週間分を備える考え方を示しています。

つまり、

普通の食料より「その人にしか使えないもの」を優先する

ことが重要です。

ケース⑦ 赤ちゃんがいる家族

赤ちゃん用品も「避難所任せ」にしない

避難所によっては、

  • ミルク
  • おむつ
  • 離乳食

などが十分にそろわない可能性があります。

そのため、

最低1~3日分程度を持ち出せるように準備

し、自宅にはさらに多めに備蓄しておくのが安心です。

特に、

普段使用しているミルクや離乳食

は優先します。

ケース別「何日分?」を整理すると

在宅避難

3~7日分

できれば1週間を目標。

避難所へ徒歩避難

半日~1日程度+個人必需品

軽さを優先。

津波の緊急避難

最低限

何より避難速度を優先。

洪水・土砂災害の計画的避難

1日程度を基本に、家族事情に合わせる

早めに避難できるなら少し多めでも構いません。

車での避難

1~3日程度を積める場合もある

ただし車避難が適切か事前確認。

高齢者・介護・障害者

一般物資より、

薬・医療用品・専用品を3~7日程度

優先して考える。

乳幼児

持ち出し1~3日分+自宅に7日程度を目標

ミルク、おむつ、離乳食などを優先。

「避難所に行けば食料があるから0日分でいい」は危険

支援物資がすぐ届くとは限らない

避難所には自治体などの備蓄があります。

しかし、

避難した瞬間から全員に十分な水と食料が配られる

とは限りません。

大規模災害では、
道路被害や物流停止によって支援物資が遅れる可能性があります。

農林水産省も、過去の災害では支援物資が3日以上届かないケースや、
食品が1週間手に入りにくくなることを想定して家庭備蓄を推奨しています。

だから避難所へ行く場合でも、

「最初は自分たちでしのぐ」

という備えは必要です。

水はどうする?

在宅避難なら1人1日約3L

自宅備蓄では、

1人1日約3L

を目安として考えます。

避難リュックには全部入れない

3Lの水は、

約3kg。

これを1人7日分なら約21kgです。

水だけで21kg。

到底現実的ではありません。

だから避難リュックには、

500mL~1L程度など、自分が安全に運べる量

を入れ、避難距離や体力に合わせて調整します。

食料も「水を使わず食べられるもの」を優先

避難所へ持っていく食料は、

  • 栄養補助食品
  • ようかん
  • ビスケット
  • 缶詰
  • パン
  • ゼリー飲料

など、

開けてすぐ食べられるもの

が便利です。

パックご飯を大量に持っていっても、
温めるための水や熱源がなければ困ります。

在宅用と避難用では食品を分ける

在宅備蓄

米、パックご飯、乾麺、レトルト食品、缶詰など。

持ち出し用

軽く、調理不要で、高エネルギーの食品。

こう分けると管理しやすくなります。

防災リュックは「何日分」より「持てる重さ」

家族全員で一度背負ってみよう

防災リュックで重要なのは、

「何日分入っているか」だけではありません。

実際に、

背負える?

階段を下りられる?

子どもの手を引ける?

雨の中を歩ける?

ということが重要です。

防災すぐるパパだけが重い荷物を全部持つのではなく、

家族それぞれが持てる範囲で分散する

方法も考えましょう。

防災ラボる式「3段階備蓄」

僕なら、防災用品を3段階に分けて考えます。

LEVEL1「いつも持つ」

外出中の災害用。

  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • 常用薬
  • 小型ライト
  • 少量の水
  • 飴・チョコなど

LEVEL2「持って逃げる」

非常持ち出し袋。

半日~1日程度を自力で乗り切るための量

を中心にします。

防災リュックの中には、
キャスター付きのものもあります。

量や重さが気になる方は、
普通のリュックではなくてキャスター付きのリュックがおススメです。

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LEVEL3「家で生きる」

在宅避難用。

最低3日、できれば7日分。

水、食料、携帯トイレ、熱源、衛生用品などを備えます。

この3つを分ければ、

「7日分全部をリュックに入れないといけないの?」

という疑問もなくなります。

防災ラボるのまとめ

防災すぐるパパ。

「備蓄は7日分」

と聞くと、

大きな防災リュックに大量の水や食料を詰め込むイメージを持つかもしれません。

でも違います。

家に置く備蓄と、持って逃げる荷物は別です。

在宅避難なら、

最低3日、できれば7日分。

避難所へ行くなら、

まず半日~1日程度を自力でしのげる物+自分に欠かせない物。

津波なら、

荷物より命。

そして、高齢者、障害のある方、赤ちゃん、介護が必要な方などは、

避難所で簡単に代替できないものを優先する。

この考え方が重要です。

まどかママ。

防災リュックを重くすることより、

「どこで避難生活をするのか?」

を先に考えてみませんか?

それが決まれば、

何日分をどこに置くか

も自然に決まってきます。

防災は、

たくさん持つことではなく、必要な場所に必要な量を置くこと。

これが「防災ラボる」の考える備蓄です。

一緒にラボろう、防災のこと。

— 防災ラボる

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