こんにちは。
ラボル君です。
災害用の食料品には、
パックご飯、アルファ化米、缶詰パン、乾麺、カップ麺、
レトルト食品、缶詰など、たくさんの種類があります。
「ご飯が好きだからパックご飯だけ」
「簡単だからカップ麺だけ」
という備え方では、停電や断水によって食べられないことがあります。
また、主食ばかりでは、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、
食物繊維が不足し、便秘や体調不良につながります。
防災すぐるパパ:
「非常食は、
カップ麺とお菓子を買っておけば大丈夫だと思っていたよ」
まどかママ:
「でも、お湯が沸かせなかったり、
使える水が少なかったりすることもあるわね」
らぼる君:
「そうなんだ。
災害直後は火も水も使えない前提で備えよう。
時間の経過に合わせて食べる食品を分けると、
ムダなくバランスよく準備できるよ」
- 食料は最低3日分、できれば1週間分
- ラボる君の基本|備蓄食料を3段階に分ける
- 備蓄食料のバランスは「主食・主菜・副菜」
- 火も水も使わずに食べられる食品
- ご飯類はどう備える?
- パン類は必ず入れておきたい
- 麺類は種類によって必要な水が違う
- インスタント食品の選び方
- レトルト食品の選び方
- 缶詰は災害直後に強い
- 野菜不足を防ぐ副菜の備え
- 好きな食品ばかりではいけない?
- 1週間分の食品バランス例
- 1人1週間分の備蓄例
- 4人家族なら単純に4倍でよい?
- 火が使えないときの1日メニュー例
- 少量の水と火が使えるときのメニュー例
- 水が少ないときに避けたい食品
- カセットコンロとボンベも備える
- 冷蔵庫・冷凍庫の食品は先に使う
- 乳幼児がいる家庭
- 高齢者・食べる力が弱い人
- 食物アレルギー・持病がある人
- 備蓄食品を選ぶ7つの基準
- 備蓄に失敗しやすい例
- ローリングストックで無理なく続ける
- らぼる君の備蓄食品チェックリスト
- まとめ|「食べられる食品」ではなく「その状況で食べられる食品」を備えよう
食料は最低3日分、できれば1週間分
政府広報や農林水産省では、災害に備えて最低3日分、
できれば1週間分程度の食品を人数分備えるよう勧めています。
大規模災害では、道路の寸断や物流の停止によって、
支援物資がすぐに届かない可能性があります。
1週間に必要な食事数
1人分なら、
1日3食×7日間=21食
4人家族なら、
21食×4人=84食
となります。
ただし、84個の非常食を用意するという意味ではありません。
米、缶詰、レトルト食品、乾麺、菓子などを組み合わせて備えます。
ラボる君の基本|備蓄食料を3段階に分ける
災害後の生活は、時間とともに状況が変わります。
食料も次の3段階に分けて備えると安心です。
| 段階 | 想定する状況 | 適した食品 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 火も水も使えない | 缶詰、長期保存パン、栄養補助食品 |
| 第2段階 | 少量の水・熱源が使える | レトルト、アルファ化米、即席スープ |
| 第3段階 | カセットコンロで調理できる | 無洗米、乾麺、即席麺、乾物 |
第1段階|発災当日から1~2日目
地震直後は、
余震、ガス漏れ、断水などによって調理できない可能性があります。
まずは「開ければ食べられる食品」を用意します。
第2段階|2~3日目
安全が確認でき、
カセットコンロや少量の水が使えるようになったら、
温かい食事を取り入れます。
第3段階|4日目以降
水や燃料の残量を確認しながら、
米、乾麺、レトルト食品などを組み合わせます。
このように分ければ、
災害直後に水や燃料を使い切ることを防げます。
備蓄食料のバランスは「主食・主菜・副菜」
農林水産省は、災害時でも「主食・主菜・副菜」を
組み合わせることが大切だとしています。
| 区分 | 主な栄養 | 備蓄食品の例 |
|---|---|---|
| 主食 | 炭水化物・エネルギー | 米、パン、麺、シリアル |
| 主菜 | たんぱく質・脂質 | 肉、魚、豆の缶詰・レトルト |
| 副菜 | ビタミン・ミネラル・食物繊維 | 野菜、海藻、果物 |
| 補助食品 | 水分・塩分・気分転換 | スープ、菓子、飲料 |
毎食完璧にそろえる必要はありません。
1日の中で、主食だけに偏らないように調整しましょう。
火も水も使わずに食べられる食品
災害発生直後のために、最低1~2日分は「完全無調理食品」を用意します。
主食
- 長期保存パン
- 缶入りパン
- クラッカー
- ビスケット
- シリアル
- エネルギーバー
- 乾パン
- ようかん
- そのまま食べられるタイプの保存食
主菜
- ツナ缶
- サバ缶
- イワシ缶
- 焼き鳥缶
- コンビーフ
- 大豆・ミックスビーンズ
- うずら卵の缶詰
- 開封してそのまま食べられるレトルト総菜
- 常温保存できる魚肉ソーセージ
副菜
- コーン缶
- 野菜の缶詰
- ひじきや豆のパウチ総菜
- 切り干し大根のパウチ総菜
- 野菜ジュース
- 果汁ジュース
- 果物の缶詰
- ドライフルーツ
補助食品
- チョコレート
- あめ
- ようかん
- ナッツ
- ゼリー飲料
- 経口補水液
- スポーツ飲料
- 乳幼児用・介護用ゼリー
「そのまま食べられる」とパッケージに表示されているか、
購入時に確認してください。
ご飯類はどう備える?
パックご飯
パックご飯は、普段の食事に近く、
レトルトカレーや缶詰と合わせやすい食品です。
ただし、多くの商品は電子レンジ
または湯煎による加熱を前提としています。
加熱しないと硬く、食べにくい場合があります。
メリット
- 食べ慣れたご飯に近い
- 1食分がわかりやすい
- レトルト食品と合わせやすい
- ローリングストックしやすい
注意点
- 加熱が必要な商品が多い
- 湯煎では水と燃料を使う
- 複数個を温めると時間がかかる
- 包装のまま直火にかけられない
パックご飯だけに頼らず、
加熱不要のパンやクラッカーも用意しましょう。
アルファ化米
アルファ化米は、水またはお湯を注いで戻す保存食です。
※アルファ化米とは、一度、米を炊飯したり、
煮たりしてコメのデンプンをアルファ化した後、
乾燥処理をして固定化させた「乾燥米飯」のことです。
メリット
- 長期保存できる商品が多い
- 軽くて持ち運びやすい
- お湯だけでなく水で戻せる商品もある
- 種類が豊富
注意点
- 食べるための水が必要
- 水では完成まで時間がかかる
- 1食当たりの水量を確認する必要がある
- アレルギー表示を確認する
水が非常に少ない状況では、
アルファ化米用の水を確保できない場合があります。
全食をアルファ化米にしないことがポイントです。
無洗米
無洗米は洗う水を節約できるため、災害時に向いています。
カセットコンロと鍋があれば、炊飯できます。
メリット
- 普段から食べられる
- 洗米用の水が不要
- 費用を抑えやすい
- 家族分をまとめて調理できる
注意点
- 炊飯用の水が必要
- 加熱時間が長い
- カセットボンベを消費する
- 鍋や食器を洗う水も必要になる
無洗米は、
ライフラインがある程度落ち着いてから使う第3段階の備蓄に向いています。
パン類は必ず入れておきたい
パン類は火や水を使わず、
そのまま食べられる点が大きなメリットです。
備蓄に向くパン
- 缶入りパン
- 長期保存パン
- ロングライフパン
- クラッカー
- 乾パン
- ビスケット
パン類のメリット
- 調理不要
- 食器がなくても食べられる
- 子どもが食べやすい
- 移動中でも食べられる
- 水や燃料を消費しない
パン類の注意点
- 口の中が乾きやすい
- 水分が必要になる
- 甘い商品に偏りやすい
- たんぱく質や野菜が不足する
ツナ缶、豆類、野菜ジュース、果物の缶詰などと組み合わせましょう。
麺類は種類によって必要な水が違う
カップ麺
カップ麺は手軽ですが、お湯を多く使い、
スープを飲み干すと塩分の取りすぎになりやすい食品です。
メリット
- 容器が食器になる
- 温かいものを食べられる
- 食べ慣れている
- 種類が多い
注意点
- 1食300~500ml程度のお湯が必要
- お湯を沸かす燃料が必要
- 塩分が多い商品がある
- かさばりやすい
- スープを残すと廃棄場所に困る
カップ麺は備蓄の一部にとどめ、全食分をそろえる必要はありません。
袋麺
袋麺はカップ麺より収納しやすい一方、鍋、食器、水、燃料が必要です。
野菜缶、乾燥わかめ、卵、サバ缶などを加えると栄養を補えます。
乾麺
うどん、そうめん、そば、パスタなどは長期保存しやすい食品です。
ただし、ゆでるために大量の水が必要となり、ゆで汁も出ます。
備蓄するなら
- 早ゆでパスタ
- 3分程度でゆでられる麺
- 少ない水で調理できる麺
- ゆで汁をスープへ使える商品
- そのままソースと煮込める麺
通常の太いパスタや長時間ゆでる乾麺ばかりを備えると、
水と燃料を多く消費します。
インスタント食品の選び方
インスタント食品は便利ですが、
「お湯が必要か」
「どれだけ水を使うか」
を確認します。
備蓄しやすいインスタント食品
- 即席みそ汁
- カップスープ
- フリーズドライスープ
- 粉末スープ
- 即席雑炊
- 即席おかゆ
- オートミール
- インスタントマッシュポテト
スープ類は身体を温め、水分と塩分を補給できます。
ただし、高血圧、腎臓病、心臓病などで塩分制限が必要な人は、
主治医や管理栄養士に相談して備蓄内容を決めましょう。
レトルト食品の選び方
レトルト食品には、ご飯にかけるものだけでなく、
そのまま食べられる総菜もあります。
主菜になるレトルト食品
- カレー
- 牛丼の具
- 親子丼の具
- 中華丼の具
- ハンバーグ
- ミートボール
- 煮魚
- 鶏肉の煮物
- 豆の煮物
- おでん
副菜になるレトルト食品
- ひじき煮
- 切り干し大根
- きんぴらごぼう
- 筑前煮
- ポテトサラダ
- 豆のサラダ
- 野菜の煮物
レトルト食品の注意点
商品によっては温めずに食べられますが、
油脂が固まっていたり、食感が悪かったりする場合があります。
「温めずに食べられる」「そのままでもおいしい」などの表示を確認しましょう。
パックご飯とレトルト食品を同時に湯煎できれば、
燃料と水を節約できます。
ただし、商品の加熱方法と袋の耐熱条件に従ってください。
缶詰は災害直後に強い
缶詰は、調理せずに食べられるものが多く、災害直後に役立ちます。
魚の缶詰
- サバの水煮
- サバのみそ煮
- イワシのかば焼き
- サンマのかば焼き
- ツナ
- 鮭
肉の缶詰
- 焼き鳥
- 牛肉の大和煮
- コンビーフ
- ランチョンミート
- 鶏肉の煮物
豆・野菜の缶詰
- 大豆
- ミックスビーンズ
- コーン
- トマト
- グリーンピース
- うずら卵
果物の缶詰
- みかん
- 桃
- パイン
- フルーツミックス
果物の缶詰は、水分と糖分を補給でき、
子どもや高齢者も食べやすい食品です。
缶詰の選び方
- 缶切り不要のプルトップ式
- 1回で食べ切れるサイズ
- 味が濃すぎないもの
- 汁も料理に使えるもの
- 家族が実際に食べられるもの
開封後は保存が難しくなります。
停電中は、食べ切れる小型缶が便利です。
野菜不足を防ぐ副菜の備え
災害時は、米、パン、麺などの主食に偏りやすくなります。
野菜や食物繊維が不足すると、
便秘、口内炎、食欲不振などにつながることがあります。
常温保存できる副菜
- 野菜ジュース
- トマトジュース
- 果汁ジュース
- 野菜の缶詰
- 豆の缶詰
- パウチ総菜
- ドライフルーツ
- 海苔
- 乾燥わかめ
- 切り干し大根
- フリーズドライ野菜
- 乾燥スープ
- 果物の缶詰
野菜ジュースは、野菜そのものと全く同じではありませんが、
備蓄中の不足を補う選択肢になります。
好きな食品ばかりではいけない?
好みだけに偏るのは避けたいところですが、
家族が好きな食品も必ず入れてください。
災害時は不安や疲労によって食欲が落ちます。
食べ慣れていない非常食だけでは、
子どもや高齢者が食べてくれない可能性があります。
好きなものを入れるメリット
- 食欲がないときでも食べやすい
- 子どもの安心につながる
- ストレスを和らげる
- ローリングストックしやすい
- 期限前に無理なく消費できる
好みだけでは不足しやすいもの
- たんぱく質
- 野菜・果物
- 食物繊維
- ビタミン
- 水分
「好きな主食+たんぱく質の主菜+野菜の副菜」
という組み合わせにしましょう。
1週間分の食品バランス例
1人21食を、調理条件によって次のように分ける方法があります。
| 食品グループ | 食数の目安 | 例 |
|---|---|---|
| 火・水なし | 6食 | パン、缶詰、シリアル |
| 少量の水・熱 | 9食 | パックご飯、レトルト、アルファ化米 |
| 簡単な調理 | 6食 | 無洗米、早ゆで麺、袋麺 |
これは厳密な基準ではなく、
災害直後に6食程度は調理せず食べられるようにする考え方です。
1人1週間分の備蓄例
主食
- パックご飯:6個
- アルファ化米:3食
- 長期保存パン:3個
- シリアル・クラッカー:2~3食分
- カップ麺・袋麺:3食
- 早ゆで乾麺:2食分
- 無洗米:普段の在庫を1袋多く
主菜
- 魚の缶詰:4缶
- 肉の缶詰:2缶
- 豆の缶詰:2缶
- レトルト主菜:5~7食
- 魚肉ソーセージ:2~3本
副菜
- 野菜のパウチ総菜:4~5食
- 野菜缶・豆缶:3~4缶
- 野菜ジュース:3~7本
- 果物缶:2~3缶
- ドライフルーツ:1袋
- 海苔・乾燥わかめ:適量
補助食品
- 即席スープ・みそ汁:5~7食
- ようかん・チョコレート:適量
- あめ:1袋
- ナッツ:1袋
- ゼリー飲料:2~3個
- お茶・コーヒー:適量
農林水産省が示す大人1人・1週間分の例でも、
米、パックご飯、カップ麺、乾麺、レトルト食品、
缶詰、野菜ジュースなどを組み合わせています。
4人家族なら単純に4倍でよい?
基本量は人数分必要ですが、すべてを単純に4倍すると、
保管場所や費用が大きくなります。
次のように分けると管理しやすくなります。
- 個食:アルファ化米、パン、ゼリー、アレルギー対応食
- 家族で分ける:米、シリアル、乾麺、大型缶
- 小分け:缶詰、パウチ総菜、レトルト
- 好み別:子ども、高齢者、持病のある人の食品
家族全員が同じものを食べられるとは限りません。
好き嫌いだけでなく、
年齢、アレルギー、かむ力、持病も確認しましょう。
火が使えないときの1日メニュー例
朝食
- 長期保存パン
- ツナ缶
- 野菜ジュース
- ドライフルーツ
昼食
- クラッカー
- 豆と野菜のパウチ総菜
- 魚肉ソーセージ
- 果物缶
夕食
- そのまま食べられるレトルト総菜
- サバ缶
- 海苔
- ゼリー飲料
紙皿に食品用ラップを敷けば、食器を洗う水を節約できます。
少量の水と火が使えるときのメニュー例
朝食
- オートミール
- 常温保存牛乳または豆乳
- ドライフルーツ
昼食
- パックご飯
- レトルトカレー
- 野菜ジュース
夕食
- アルファ化米
- サバ缶
- フリーズドライみそ汁
- パウチのひじき煮
パックご飯とレトルト食品を湯煎したお湯は、
衛生面と商品の注意表示を確認したうえで、
洗い物などに再利用すると節水になります。
水が少ないときに避けたい食品
備蓄してはいけないわけではありませんが、
次の食品ばかりに偏ると多くの水を消費します。
- 通常の乾麺
- 長時間ゆでるパスタ
- カップ麺
- 袋麺
- 水で戻す乾物
- アルファ化米
- 粉ミルク
- 濃縮タイプの飲料
乾パン、クラッカー、塩辛い食品も、
食後に水を多く飲みたくなることがあります。
水不足を想定し、無調理食品と組み合わせましょう。
カセットコンロとボンベも備える
食品があっても、加熱手段がなければ温かい食事を作れません。
カセットコンロとカセットボンベを用意しましょう。
政府広報では、大人1人が1週間使用する目安として、
カセットボンベ約6本を紹介しています。
ただし、気温、火力、調理内容、家族人数で消費量は変わります。
カセットコンロの注意点
- テントや車内で使わない
- 換気の悪い場所で使わない
- コンロを2台並べて使わない
- コンロを覆う大きな鍋や鉄板を使わない
- ボンベを暖房器具の近くに置かない
- 使用期限とさびを確認する
- 指定されたカセットボンベを使う
浸水や地震の後は、ガス漏れや周囲の安全を確認してから使用します。
冷蔵庫・冷凍庫の食品は先に使う
停電したら、冷蔵庫や冷凍庫の扉をむやみに開けないようにします。
食品の安全が保たれている場合は、次の順番で食べる方法があります。
- 冷蔵庫の傷みやすい食品
- 冷凍庫の食品
- 常温保存のローリングストック食品
- 長期保存用の非常食
ただし、停電時間、室温、扉の開閉回数によって食品の状態は変わります。
次の食品は、無理に食べないでください。
- 異臭がする
- ぬめりがある
- 変色している
- 包装が膨らんでいる
- 常温に長時間置かれていた
- 保存状態がわからない
見た目や臭いに異常がなくても、
食中毒菌が増えている場合があります。
「加熱すれば大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
乳幼児がいる家庭
一般的な支援物資では、
乳幼児に適した食品がすぐ手に入らないことがあります。
- 液体ミルク
- 粉ミルク用の安全な水
- 使い捨て哺乳ボトル
- 紙コップ・スプーン
- 月齢に合った離乳食
- 食べ慣れたお菓子
- アレルギー対応食品
断水時は哺乳瓶の洗浄が難しいため、
使い捨て用品も準備します。
高齢者・食べる力が弱い人
- レトルトおかゆ
- やわらかい煮物
- とろみ剤
- 介護食品
- ゼリー飲料
- 缶詰の果物
- 常温保存できるプリン
- 粉末栄養補助食品
乾パン、ナッツ、硬いクラッカーなどは、
かむ力や飲み込む力が弱い人には向きません。
食物アレルギー・持病がある人
アレルギー対応食品や病気に合わせた特殊食品は、
災害時に入手しにくくなります。
農林水産省は、食物アレルギーなど食事に配慮が必要な人について、
少なくとも2週間分の食品を家庭に備えることを勧めています。
注意すること
- 原材料表示を毎回確認する
- 家族とは別の箱に保管する
- アレルギー表示カードを用意する
- 誤って食べないよう名前を大きく書く
- 普段食べている商品を備蓄する
- 処方薬や自己注射薬も確認する
糖尿病、高血圧、腎臓病などがある人は、
主治医や管理栄養士と相談して備蓄食品を選びましょう。
備蓄食品を選ぶ7つの基準
- 常温で保存できる
- 火や水なしでも食べられる
- 少量の水と燃料で調理できる
- 1回で食べ切れる
- 缶切りなど特殊な道具が不要
- 家族が普段から食べ慣れている
- 主食・主菜・副菜を組み合わせられる
価格や賞味期限だけでなく、
パッケージの開けやすさも確認しましょう。
備蓄に失敗しやすい例
主食だけ大量に買う
米、麺、パンだけでは、たんぱく質や野菜が不足します。
カップ麺だけそろえる
お湯と燃料を大量に使い、塩分にも偏ります。
アルファ化米だけにする
長期保存できますが、水がなければ食べられません。
大きな缶詰を買う
冷蔵できない状況では、開封後に保存できません。
食べたことのない非常食を買う
味や硬さが合わず、災害時に食べられないことがあります。
賞味期限を確認しない
箱に入れたままでは期限切れに気づきません。
ローリングストックで無理なく続ける
ローリングストックとは、普段食べる食品を少し多めに買い、
古いものから食べ、使った分を買い足す方法です。
ローリングストックに向く食品
- 米・無洗米
- パックご飯
- レトルトカレー
- パスタソース
- 缶詰
- 即席麺
- シリアル
- 野菜ジュース
- 常温保存牛乳・豆乳
- 菓子類
- パウチ総菜
管理方法
- 賞味期限の近い食品を手前に置く
- 新しく買った食品を奥に置く
- 月に1回、在庫を確認する
- 半年に1回、防災食を実際に食べる
- 食べた分は次の買い物で補充する
食べながら備えるため、食品ロスと一度にかかる購入費を抑えられます。
らぼる君の備蓄食品チェックリスト
食品
- 3日分以上、できれば1週間分ある
- 火も水も不要な食品が2日分ある
- 主食・主菜・副菜がそろっている
- 家族が食べられる味を確認した
- アレルギー・持病へ対応している
- 食べ切りサイズを選んでいる
- 賞味期限を記録している
調理・食事用品
- 飲料・調理用水
- カセットコンロ
- カセットボンベ
- 鍋
- キッチンばさみ
- 缶切り
- 紙皿・紙コップ
- 割り箸・スプーン
- 食品用ラップ
- アルミホイル
- ポリ袋
- ウェットティッシュ
- ごみ袋
まとめ|「食べられる食品」ではなく「その状況で食べられる食品」を備えよう
防災すぐるパパ:
「保存期間が長ければよいと思っていたけれど、
水やお湯が必要かどうかも大切なんだね」
まどかママ:
「好きなものも入れながら、
魚や豆、野菜、果物を組み合わせればいいのね」
らぼる君:
「そのとおり!
災害当日は火も水も使わない食品、
その後は少量の水と燃料で食べられる食品
という順番で準備しよう」
食料備蓄は、
ご飯、パン、麺のどれか一つを選ぶものではありません。
それぞれの長所を生かして、
次のように組み合わせるのがポイントです。
- 火も水も使わないパン・缶詰を最低1~2日分
- 少量の水で作れるアルファ化米やスープ
- 温めて食べるパックご飯やレトルト食品
- 落ち着いてから調理する無洗米や乾麺
- たんぱく質を補う魚・肉・豆の缶詰
- 野菜不足を補うパウチ総菜・野菜ジュース・果物
- 家族が安心できる好物やお菓子
「長期保存できるか」だけでなく、
「火がなくても食べられるか」
「水をどれくらい使うか」
「家族が本当に食べられるか」
を確認することが、本当に役立つ食料備蓄につながります。

