地震で水道が止まったら?飲料水・トイレ・生活用水の備えと災害時給水の仕組み

地震で水道が止まったら?飲料水・トイレ・生活用水の備えと災害時給水の仕組み 防災ステップ2ー備える
地震で水道が止まったら?飲料水・トイレ・生活用水の備えと災害時給水の仕組み

こんにちは。

ラボル君です。

地震が発生すると、
水道管の破損や停電、浄水場・配水池の被害によって、
水道が使えなくなることがあります。

水が止まって困るのは、飲み水や料理だけではありません。

  • トイレを流せない
  • 手洗いや歯磨きができない
  • 入浴できない
  • 食器や衣類を洗えない
  • 泥や割れた物を片付けられない
  • 傷口や介護用品を清潔に保てない
  • ペットに水を与えられない

こうした問題が長引くと、
感染症、脱水症状、体調悪化などの二次被害につながります。

防災すぐるパパ
断水しても、給水車がすぐに水を届けてくれるんじゃないの?

まどかママ
飲み水はもらえても、トイレやお風呂に使う分まで受け取れるのかしら?

らぼる君
大規模災害では、給水車の台数や道路状況に限界があるんだ。
まず命をつなぐ飲料水が優先されるから、
各家庭でも最低3日分、できれば7日分を準備しておこう。

今回は、平常時に水が家庭へ届く仕組み、
地震で断水する原因、
給水車や給水拠点の仕組み、
家庭で準備したい飲料水・生活用水について学んでいきます。

  1. 平時の水道水はどのように届いている?
  2. 地震で水道が出なくなる原因
    1. 水道管や接続部分が壊れる
    2. 停電でポンプが動かなくなる
    3. 浄水場や配水池が被災する
    4. 住宅側の給水管が壊れる
  3. マンションは停電だけでも断水することがある
    1. マンションで事前に確認したいこと
  4. 災害発生後の水道事業者の対応
    1. 被害状況を調査する
    2. 漏水区域を切り離す
    3. 重要施設へ優先的に給水する
    4. 応急修理を進める
  5. 給水車はどのように手配される?
    1. 最初は地域の水道事業者が対応する
    2. 都道府県内の事業者へ応援を要請する
    3. 全国の水道事業者から支援が入る
  6. 給水車がすぐ来るとは限らない
  7. 給水車以外から水を受け取る方法
    1. 災害時給水拠点
    2. 応急給水栓
    3. 学校などの受水槽
    4. 災害時協力井戸
    5. 可搬型浄水装置
  8. 給水所へ水をもらいに行くときの注意
    1. 準備したい物
  9. 家庭で必要な飲料水はどれくらい?
    1. 必要量が増える家庭
  10. 飲料水と生活用水を分けて備える
  11. トイレは水があっても流してはいけない場合がある
  12. 携帯トイレは1人35回分を目安にする
    1. 一緒に準備したい物
  13. お風呂はいつから使える?
    1. 入浴できない間の衛生対策
  14. 浴槽に水をためておくべき?
  15. 災害直後に水が出ても使う前に確認する
    1. 地震直後に行うこと
  16. 断水復旧後の注意点
  17. 家庭で行う水の備蓄方法
    1. 市販の保存水を備える
    2. 普段使う水をローリングストックする
    3. 一か所に集中させない
  18. 水の備えチェックリスト
    1. 飲料水
    2. 給水を受ける準備
    3. トイレ・生活用水
    4. マンション
  19. まとめ|給水車を待つ前に家庭の水を備える

平時の水道水はどのように届いている?

家庭で蛇口をひねるとすぐに水が出ますが、
その水は多くの施設と水道管を通って運ばれています。

一般的な水道の流れは次のとおりです。

  1. 河川・ダム・湖・地下水などから水を取り入れる
  2. 浄水場で濁りや細菌などを取り除く
  3. 安全性を確認した水を配水池にためる
  4. 配水管を通して地域へ送る
  5. 給水管を通して住宅や建物へ届ける
  6. マンションなどでは受水槽や給水ポンプを経由する

水道は、水源、浄水場、ポンプ場、配水池、水道管、
電気設備などがつながって成り立っています。

どこか一つが被害を受けても、
広い範囲で断水や水圧低下が起こる可能性があります。

地震で水道が出なくなる原因

水道管や接続部分が壊れる

強い揺れや地盤の変形によって、
道路の下に埋められた水道管が割れたり、
管の継ぎ目が外れたりします。

特に次のような場所では被害が大きくなる可能性があります。

  • 液状化しやすい地域
  • 地盤が弱い場所
  • 盛土と切土の境目
  • 古い水道管が残っている地域
  • 橋に添わせてある水道管
  • 大きな地盤変位が起こった場所
  • 崖崩れや道路陥没が発生した場所

水道管が破損すると大量の水が漏れ、
配水池に残っている水まで失われるおそれがあります。

そのため、水道事業者が被害区域への送水を止めることもあります。

停電でポンプが動かなくなる

水道施設では、取水、浄水、送水、配水などに多くのポンプを使っています。

停電すると、非常用発電設備へ切り替えます。しかし、
設備が壊れたり、燃料補給が難しくなったりすると、
ポンプを運転できなくなる可能性があります。

水道管が壊れていなくても、
電力を失ったことで断水する場合があるのです。

浄水場や配水池が被災する

浄水場の設備が壊れると、安全な水を作れなくなる場合があります。

地震によって原水が濁る、井戸の水位や水質が変わる、
薬品設備や電気設備が壊れるといった被害も考えられます。

水質の安全を確認できない場合は、
設備が動いていても給水を停止することがあります。

住宅側の給水管が壊れる

道路下の水道本管が無事でも、
敷地内や建物内の給水管が破損していれば水は使えません。

水道メーターから建物側の給水設備は、
所有者や管理者が修理を手配する部分になることがあります。

断水が解消したという発表があっても自宅だけ水が出ない場合は、
次の箇所を確認します。

  • 元栓が閉まっていないか
  • 敷地内で漏水していないか
  • 受水槽が破損していないか
  • 給水ポンプが停止していないか
  • 建物内の配管が壊れていないか
  • 水道事業者から使用制限が出ていないか

マンションは停電だけでも断水することがある

マンションやビルでは、
受水槽にためた水をポンプで上階へ送る方式があります。

この場合、水道本管が壊れていなくても、停電で給水ポンプが停止すると上階へ水を送れません。

建物によっては低い階で水が出ても、
高い階では出ないことがあります。

マンションで事前に確認したいこと

  • 給水方式は直結式か受水槽式か
  • 停電時に給水ポンプを動かせるか
  • 非常用発電設備があるか
  • 何時間程度運転できるか
  • 受水槽に非常用給水栓があるか
  • 受水槽の水を住民へ配る手順
  • 水質を管理する担当者
  • 給水場所と配布時間
  • 高齢者などへの運搬支援
  • 排水管が壊れた場合のトイレ使用ルール

受水槽に水が残っていても、
管理者の確認を受けずに勝手に取り出してはいけません。

受水槽や配管が破損している可能性があり、
水質確認や公平な配分も必要です。

管理組合や管理会社で事前にルールを決めておきましょう。

災害発生後の水道事業者の対応

大規模地震が発生すると、
水道事業者は対策本部を設置し、
被害状況を調べます。

一般的には、次の流れで対応が進められます。

被害状況を調査する

  • 浄水場や配水池の状態
  • 停電や非常用発電設備の状態
  • 水道管の破損場所
  • 断水している地域と戸数
  • 道路の通行状況
  • 水源と水質の安全性
  • 応急給水が必要な人数
  • 病院や避難所の水需要

発災直後は通信障害や道路寸断も起こるため、
全体像を把握するまで時間がかかる場合があります。

漏水区域を切り離す

水道管の破損箇所が見つかった場合、
バルブを閉めて被害区域を切り離します。

これによって配水池の水がすべて流出するのを防ぎ、
被害のない区域への給水を維持します。

その一方で、修理のために一時的に断水区域が広がることもあります。

重要施設へ優先的に給水する

限られた水は、人命に関わる施設へ優先的に届けられます。

  • 災害拠点病院
  • 救護所
  • 透析医療機関
  • 福祉施設
  • 避難所
  • 災害対策本部
  • 人工呼吸器などを使用する在宅療養者
  • その他の重要給水施設

その後、地域の給水拠点や断水地区へ給水範囲を広げます。

応急修理を進める

復旧では、浄水場や基幹となる水道管など、
広い地域へ水を届けるために重要な設備から修理します。

一般的には、次のような順序が考えられます。

  1. 浄水場・配水池などの基幹施設
  2. 病院や避難所へつながる重要管路
  3. 大きな配水管
  4. 地域内の水道管
  5. 各住宅につながる給水管

ただし、実際の順番は被害状況や地域の水道網によって変わります。

「隣の地区では水が出たのに、自宅ではまだ出ない」ということもあります。

給水車はどのように手配される?

災害時に水を運ぶ車両は、一般に「給水車」と呼ばれます。

水を積む給水タンク車のほか、
トラックに水槽を載せた車両が使われることもあります。

水を別のタンクへ移すための給水ポンプや、
給水袋、仮設水槽なども一緒に運ばれます。

最初は地域の水道事業者が対応する

被災した市町村や水道事業者は、
所有する給水車や給水タンクを使って応急給水を始めます。

しかし、大規模な断水では、地域内の給水車だけでは不足します。

都道府県内の事業者へ応援を要請する

給水車、人員、修理資材が不足する場合は、
都道府県や日本水道協会の支部などを通じて、
周辺の水道事業者へ応援を要請します。

全国の水道事業者から支援が入る

県内だけで対応できない場合は、
日本水道協会の相互応援体制などにより、
全国の水道事業者から給水車や応急復旧隊が派遣されます。

国土交通省も、
被害状況に応じて地方整備局、都道府県、関係機関などと支援を調整します。

日本水道協会の「地震等緊急時対応の手引き」には、
応急給水、応急復旧、広域応援の仕組みが定められています。

給水車がすぐ来るとは限らない

給水車が派遣されても、
次の事情で到着や給水開始が遅れる場合があります。

  • 道路が寸断されている
  • 渋滞が発生している
  • 給水車そのものが不足している
  • 水を補給する浄水場が被災している
  • 運転手や水道職員が不足している
  • 燃料を確保できない
  • 被害地域が広すぎる
  • 病院などへの給水が優先されている
  • 給水拠点の安全確認に時間がかかる
  • 停電や通信障害で情報が伝わらない

国土交通省も、
南海トラフ地震などの大規模災害では給水車の不足が想定されるため、
給水車だけに依存しない応急給水対策を検討しています。

らぼる君のポイント
給水車は全国から応援に来てくれるけれど、
発災直後から全家庭へ水を届けられるわけではないよ。
支援が整うまでを家庭の備蓄で乗り切ることが大切なんだ。

給水車以外から水を受け取る方法

災害時の給水方法は、給水車だけではありません。

災害時給水拠点

浄水場、配水池、給水所、学校、公園などが、
災害時の給水拠点として開設されることがあります。

場所や開設条件は自治体によって異なります。

応急給水栓

耐震性のある水道管や配水池に、
災害時用の蛇口を取り付けて給水する方法です。

給水車が水を運び続けなくても、
施設に水が残っていれば住民へ配ることができます。

学校などの受水槽

避難所となる学校や公共施設の受水槽に残った水を、
応急給水へ利用する場合があります。

災害時協力井戸

自治体へ登録された井戸水を、
地域住民へ提供する制度です。

ただし、井戸水がそのまま飲めるとは限りません。

自治体が飲用可能と案内していない水は、
原則として掃除やトイレなどの生活用水として使います。

可搬型浄水装置

池、井戸、河川などの水を処理する移動式の浄水装置が
使われる場合があります。

水質検査を行い、飲用または生活用水として利用します。
家庭用浄水器を通しただけで、
正体の分からない水を安全な飲料水にできるとは限りません。

給水所へ水をもらいに行くときの注意

給水所へ行くときは、
水を入れる容器を自分で準備する必要があります。

準備したい物

  • 清潔な給水袋
  • 食品用ポリタンク
  • ペットボトル
  • リュックやキャリーカート
  • 軍手
  • 懐中電灯
  • スマートフォン
  • 住所や対象地域を確認できるもの
  • 給水情報を記録するメモ

水は1リットルで約1kgです。

10リットルの容器は水だけで約10kgになります。
高齢者や子どもが持ち運ぶには重すぎる場合があります。

大きな容器を一つ用意するより、
5~6リットル程度の容器へ分けた方が運びやすくなります。

キャリーカートを使う場合も、
道路の亀裂、段差、がれきに注意してください。

家庭で必要な飲料水はどれくらい?

国の防災教材では、飲料水について次の量が目安とされています。

1人1日3リットル×最低3日分、できれば7日分

家族人数3日分7日分
1人9リットル21リットル
2人18リットル42リットル
3人27リットル63リットル
4人36リットル84リットル
5人45リットル105リットル

これは主に、飲用と最低限の調理に使う水の目安です。

手洗い、トイレ、洗濯、入浴、掃除などの生活用水は含まれていません。

必要量が増える家庭

次のような家族がいる場合は、標準より多めに準備します。

  • 乳幼児
  • 妊産婦
  • 高齢者
  • 病気や障害のある人
  • 粉ミルクを使用する赤ちゃん
  • 在宅医療を受けている人
  • 汗をかきやすい夏季
  • ペットがいる家庭

薬の服用やミルク作りには、衛生的な飲料水が必要です。

飲料水と生活用水を分けて備える

災害時には、水を用途別に管理することが重要です。

水の種類主な用途備え方
飲料水飲む、薬、乳児用ミルク市販水や衛生的に保存した水
調理用水炊飯、汁物、食品調理飲料水と同等に扱う
衛生用水歯磨き、傷口、食器の仕上げ洗い原則として安全な水
生活用水トイレ、掃除、泥落とし風呂の残り湯や雨水など
使用不可の水汚染や異臭のある水飲用・調理・傷口洗浄に使わない

容器には「飲料用」「生活用」と大きく表示して、取り違えを防ぎましょう。

トイレは水があっても流してはいけない場合がある

断水したとき、浴槽の残り湯を便器へ流せば使えると思われがちです。

しかし、地震で下水管、排水管、浄化槽が壊れている場合は、
水を流してはいけません。

無理に流すと、次の問題が起こる可能性があります。

  • 便器から汚水が逆流する
  • 下階の部屋へ汚水が漏れる
  • マンションの共用排水管が詰まる
  • 敷地内に汚水があふれる
  • 壊れた下水管から道路へ汚水が出る

水道が出る場合でも、
自治体や管理会社からトイレ使用禁止の案内が出ていないか確認してください。

まどかママ
水が残っていれば、トイレは必ず使えるわけではないのね。

らぼる君
大切なのは、上水道だけでなく下水道の安全確認だよ。
確認できるまでは携帯トイレを使う方が安全なんだ。

携帯トイレは1人35回分を目安にする

成人の排泄回数は、平均して1日5回程度とされています。

家庭では次の量を目安に準備します。

1人1日5回×7日分=35回分

4人家族なら、140回分が目安です。

内閣府では、災害時の健康被害を防ぐため、
1人当たり1週間35回分の備蓄を紹介しています。

一緒に準備したい物

  • 凝固剤
  • 排便袋
  • 防臭袋
  • 厚手のごみ袋
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • 手指消毒剤
  • 使い捨て手袋
  • 消臭剤
  • 新聞紙
  • 生理用品
  • おむつ
  • 蓋付きの保管容器

使用済みの袋は、自治体が指定する方法で処分します。
災害時の分別・収集方法が発表されるまで、
密封して安全な場所へ保管します。

お風呂はいつから使える?

水道が復旧しても、すぐに入浴できるとは限りません。

  • 水道水の濁り
  • 給湯器の故障
  • ガスの供給停止
  • 停電
  • 排水管の破損
  • 下水道の使用制限
  • 建物内配管の漏水

などを確認する必要があります。

自治体、水道事業者、ガス会社、
マンション管理会社から安全確認の案内が出てから使用しましょう。

断水が長引く場合は、自衛隊、自治体、
入浴支援事業者などによる仮設風呂や
入浴施設の無料開放が行われることがあります。

入浴できない間の衛生対策

  • 体拭きシートを使う
  • 温めたタオルで体を拭く
  • ドライシャンプーを使う
  • 下着や靴下を交換する
  • 手、顔、脇、足、陰部を優先して清潔にする
  • 口腔ケア用シートを使う
  • 少量の水で歯磨きをする
  • 高齢者や乳幼児の皮膚状態を確認する

入浴できなくても、
部分的に清潔を保つことで感染症や皮膚トラブルを減らせます。

浴槽に水をためておくべき?

浴槽の水は、トイレ、掃除、
泥落としなどの生活用水として役立つ場合があります。

ただし、常に水をためておく方法には注意点があります。

  • 小さな子どもの溺水事故
  • 雑菌の繁殖
  • 飲料水との取り違え
  • 地震で浴槽や排水口が壊れる
  • 下水道被害でトイレへ流せない
  • 入浴剤入りの水は用途が限られる

小さな子どもがいる家庭では、
浴室を施錠するなどの安全対策が必要です。

浴槽水だけに頼らず、
蓋付きの生活用水容器も準備しておきましょう。

災害直後に水が出ても使う前に確認する

地震直後、蛇口から水が出ることがあります。
しかし、そのまま使い続けられるとは限りません。

配水池に残っている水が一時的に出ているだけで、
その後断水する可能性があります。

地震直後に行うこと

  • 自宅内で漏水していないか確認する
  • 水道事業者の情報を確認する
  • 飲用可能か確認する
  • 水に濁り、臭い、色がないか見る
  • 清潔な容器へ必要な水を確保する
  • 破損が疑われる場合は元栓を閉める

ただし、自治体から「水を使用しないでください」
「飲用しないでください」と案内されている場合は、
ため置きもしないでください。

異臭、油、薬品などによる汚染が疑われる水は、
煮沸しても安全になるとは限りません。

断水復旧後の注意点

通水が再開すると、
濁った水や空気を含んだ水が出る場合があります。

水道事業者の案内に従い、
指定された蛇口からゆっくり水を出します。

一般的に確認したいことは次のとおりです。

  • 飲用可能という案内が出ているか
  • 水に濁りや異臭がないか
  • 蛇口のフィルターが詰まっていないか
  • 給湯器や浄水器へ濁水を入れないようにする
  • 洗濯機へ濁水を入れない
  • 宅内で漏水していないか確認する

トイレ、給湯器、浄水器などへ水を通す時期は、
機器の取扱説明書や管理会社、
水道事業者の指示を確認してください。

家庭で行う水の備蓄方法

市販の保存水を備える

長期保存水は保管期限が長く、
管理しやすい方法です。

賞味期限だけでなく、
置き場所の温度、直射日光、
容器の破損を定期的に確認します。

普段使う水をローリングストックする

市販の水を普段から飲み、
使った分だけ買い足します。

この方法なら、賞味期限切れを防ぎながら一定量を備蓄できます。

一か所に集中させない

すべての水を物置へ置くと、
家具の転倒や建物被害で取り出せなくなる可能性があります。

  • キッチン
  • 寝室
  • 玄関付近
  • 2階
  • 車
  • 屋外倉庫

などへ分散して保管します。

ただし、車内は高温になるため、
長期保存に適しているか製品表示を確認してください。

水の備えチェックリスト

飲料水

  • 1人1日3リットルを計算した
  • 最低3日分を備蓄した
  • できれば7日分を確保した
  • 乳幼児やペットの分も加えた
  • 賞味期限を確認した
  • 複数の場所へ分散した

給水を受ける準備

  • 最寄りの災害時給水拠点を確認した
  • 清潔な給水容器を準備した
  • 小分けできる容器がある
  • キャリーカートを準備した
  • 高齢者への運搬方法を決めた
  • 自治体の防災情報を受け取れる

トイレ・生活用水

  • 携帯トイレを1人35回分用意した
  • 防臭袋と手袋を用意した
  • 使用済み袋の保管場所を決めた
  • 生活用水を飲料水と分けた
  • 排水管確認前はトイレを流さないと決めた
  • 体拭きシートやドライシャンプーを備えた

マンション

  • 給水方式を確認した
  • 停電時のポンプ運転を確認した
  • 受水槽の非常用給水栓を確認した
  • 排水管被害時のトイレルールを決めた
  • 上階への水運搬方法を考えた
  • 管理会社の緊急連絡先を確認した

まとめ|給水車を待つ前に家庭の水を備える

防災すぐるパパ
給水車は来てくれるけれど、
道路や被害状況によって時間がかかるんだね。

まどかママ
飲み水だけでなく、
携帯トイレや体を清潔にする用品も必要なのね。

らぼる君
そうだよ。水道が止まることと、
トイレが使えなくなることを一緒に考えて備えよう。
水があっても排水管が壊れていれば、
トイレには流せないことも覚えておいてね。

大規模地震では、水道管の破損だけでなく、
停電、浄水場の被害、水質悪化、
道路寸断などが重なって
断水が長期化する可能性があります。

被災地では、水道事業者が給水車や給水拠点を設け、
必要に応じて全国の水道事業者へ応援を要請します。

しかし、最初から十分な量が全家庭へ届くとは限りません。
特に発災直後は、病院、救護所、避難所などへの供給が優先されます。

家庭で特に備えたいものは次の3つです。

  • 飲料水は1人1日3リットル、最低3日分、できれば7日分
  • 携帯トイレは1人1日5回、7日分で35回分
  • 給水所から運ぶための清潔な容器と運搬手段

水は重く、災害が起きてから大量に確保するのは困難です。

災害時の水の備えとは、ペットボトルを買っておくだけではありません。
飲む、食べる、排泄する、清潔を保つという生活全体を、
断水した状態で続ける準備です。

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