避難した人に聞いた。何を持ってきましたか?

雨の日の避難に備え、家族が水や薬、眼鏡、充電器をリュックに入れる様子 避難
家族で備える安心の避難バッグ

こんにちは、らぼる君です。

「避難所には何を持っていけばいいの?」と聞かれると、
水、食料、ライト……と、持ち物の一覧を思い浮かべます。

でも、実際に避難した人の体験を読むと、
眼鏡、充電器、子どものお気に入りのおもちゃといった、
普段の暮らしに欠かせない小物の大切さにも気づきます。

取材について この記事の「聞いた」は、筆者による直接の聞き取りを意味しません。公開されている避難経験者本人の体験談を読み、出典を示して紹介しています。ひと家族の事例を、すべての避難所で同じことが起きるという意味で扱ってはいません。

実際に避難した家族は、何を持っていった?

大雨による土砂災害のため、
子どもと学校の避難所で一夜を過ごした方が、
自身の体験談を公開しています。

その方は、
あらかじめ用意していた着替え、貴重品、分けやすいお菓子、
子どものおもちゃやぬいぐるみ、水を持ち出しました。

さらに、
出発時にスマートフォンの充電器、眼鏡、タオル、膝掛け、
掛け布団を加えたそうです。

体験談によると、その日は学校で飲み水を買えず、
持参した水が役立ちました。

雨の情報を見るための充電器、
コンタクトレンズを外した後の眼鏡、
子どもの気持ちを落ち着かせるぬいぐるみも役立ったと振り返っています。

一方、床で休むためのキャンプ用マットや寝袋があればよかった、
と書いています。

まどかママ:
「子どものぬいぐるみも持っていったのね。
食料だけ考えていたわ」

らぼる君:
「いつもの物があると、
慣れない場所で過ごす助けになる場合があるんだ。

ただし、荷物を取りに戻って避難を遅らせないでね」

この体験談では、避難所の受付で緊急連絡先の記入を求められ、
慌てて親族の電話番号が思い出せなかったとも記されています。

連絡先を紙に書いて持つという備えも参考になります。

持ち物は「すぐ持って逃げる分」と「後から使う分」に分ける

まずは、すぐ持ち出せる小さなリュック

出発前に荷造りするのではなく、
普段から玄関近くなど安全に取れる場所に置いておきます。

家族で実際に背負い、歩ける重さに調整してください。

優先して入れる物理由・確認点
飲み水、すぐ食べられる食品避難所で直ちに手に入るとは限らない。アレルギーにも配慮する
常用薬、薬の情報、医療上の必需品支給を待てない物を優先。必要な量や保管方法は医師・薬剤師と相談する
携帯電話、充電器、モバイルバッテリー連絡・情報確認に使う。ケーブルも一緒に入れる
眼鏡、補聴器の電池など本人にしか合わない物を忘れない
小型ライト、携帯トイレ、衛生用品停電やトイレの混雑・断水を想定する
現金、身分確認に役立つ物、連絡先の紙電子決済やスマートフォンだけに頼らない。個人情報は防水して管理する
雨具、タオル、季節に合う防寒用品濡れたまま過ごさないよう備える

防災すぐるパパ:
「大きな布団までリュックに入れるのは難しいね」

らぼる君:
「そう。背負って安全に歩ける荷物を先に。

時間と安全に余裕がある避難なら、
寝具などを追加する考え方だよ」

余裕がある場合に追加する物

事前に避難を決め、経路も安全だと確認できるなら、
着替え、薄手の毛布、敷物、寝袋、
追加の飲み水や食料などを検討します。

避難場所と避難所では役割や備蓄が違い、
施設ごとに持ち込み条件も異なります。

到着後は受付と案内に従いましょう。

詳しくは
避難所に持っていくもの|自分だけ防災グッズを持参しても大丈夫?
で解説しています。

家族によって「ないと困る物」は違う

  • 乳幼児がいる家庭:
    ミルク・哺乳用品、離乳食、紙おむつ、おしり拭き、
    抱っこひも、安心できる小さなおもちゃ。
  • 持病や障害がある人:
    常用薬、お薬手帳など薬の情報、医療機器の電源や消耗品、
    眼鏡・補聴器関連用品。支援が必要なことを伝えるメモも役立ちます。
  • 高齢の家族:
    服薬用品、歩行補助に必要な物、食べ慣れた食品、
    寒暖を調節できる衣類。
  • 生理用品が必要な人:
    普段使う製品、替えの下着、持ち帰り用の袋。
  • ペットと暮らす家庭:
    自治体の避難所の受け入れ方針を事前に確認し、
    フード、リード、ケージなどを別に準備する。

「防災セットに入っていたから安心」ではなく、
家族全員の一日を思い浮かべて、
なくなると困る物を足すのがコツです。

荷物をそろえるために逃げ遅れない

持ち物は大切です。

でも、津波、土砂災害、急な増水や火災などが迫っているときは、
荷物探しより命を守る行動が先です。

すでに危険な屋外を移動するのも避け、
自治体の情報と周囲の状況に応じて安全な場所へ移動してください。

避難経路と避難のタイミングは、
天気が穏やかな日に家族で確認しておきましょう。

まどかママ:
「雨が強くなってから、忘れ物を取りに家へ戻るのは危ないわね」

らぼる君:
「うん。持ち物の準備は今日やっておくこと。

避難を始めたら、安全を優先しよう」

今日、家族でできる三つの確認

  1. リュックを実際に背負い、
    両手を空けて安全に歩けるか確かめる。
  2. 薬・眼鏡・充電ケーブルなど、
    その人にしか分からない必需品を家族で書き出す。
  3. 緊急連絡先を紙にも控え、
    家族の集合場所と避難先を共有する。

避難した人の体験から見えてくるのは、
特別な道具よりも「毎日の暮らしに必要な物を、
すぐ持てる状態にしておくこと」です。

今夜、リュックを一度開いて、
家族に合った中身に整えてみませんか。

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