こんにちは!
「防災ラボる」です。
大きな地震が発生すると、
タンスや本棚が倒れるだけでなく、
机の引き出しや食器棚の扉が開き、
中身が勢いよく飛び出すことがあります。
家具の転倒や移動は、人を直撃してけがをさせるだけではありません。
- 出入口や廊下をふさぐ
- 割れた食器やガラスが床に散乱する
- ストーブへ家具が倒れて火災が起きる
- テレビや電子レンジが飛び出す
- 寝ている人の上へ家具が倒れる
といった二次被害にもつながります。
まどかママ
家具の下に滑り止めを敷けば、もう倒れないかしら?
防災すぐるパパ
食器棚を固定しても、扉が開いたら食器が飛び出すよね。
らぼる君
家具本体の固定だけでは十分ではないんだ。
「転倒」
「移動」
「扉や引き出しの開放」
「中身の飛び出し」
を分けて対策しよう!
今回は「防災ラボる」のらぼる君が、家具の固定方法と、
引き出しや食器棚の安全対策を具体的に解説します。
- 家具による地震被害は4種類ある
- 最初に家具の配置を見直そう
- 最も効果が高いのはL字金具による固定
- ポール式器具の正しい取り付け方
- 家具の前下部にストッパー式器具を入れる
- 粘着マットだけで大型家具を固定しない
- 机の引き出しが飛び出さない方法
- 食器棚の扉が開かないようにする方法
- 食器棚のガラスには飛散防止フィルムを貼る
- 食器棚の中身も飛び出しにくくする
- 吊り戸棚の対策
- 本棚から本が飛び出さない方法
- テレビの固定方法
- 電子レンジ・炊飯器などの固定方法
- 冷蔵庫の転倒・移動防止
- キャスター付き家具の移動を防ぐ
- 二段重ねの家具は上下を連結する
- 賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合
- 家具固定を自分で行うときの注意点
- 部屋ごとの対策チェックリスト
- 固定後も定期点検が必要
- まず対策したい家具の優先順位
- まとめ|家具本体・扉・引き出し・中身をまとめて対策しよう
家具による地震被害は4種類ある
家具対策というと「倒れないようにすること」だけを考えがちですが、
実際には次の4つを防ぐ必要があります。
| 危険 | 具体例 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 転倒 | 本棚やタンスが前へ倒れる | L字金具、ポール式器具 |
| 落下 | 棚の上の物やテレビが落ちる | ベルト、落下防止バー |
| 移動 | キャスター家具や冷蔵庫が動く | キャスターロック、ベルト |
| 飛び出し | 扉・引き出しが開いて中身が飛ぶ | 開放防止器具、ラッチ |
東京消防庁によると、
地震によるけがの約30~50%は、
家具や家電の転倒・落下・移動が原因とされています。
最初に家具の配置を見直そう
固定器具を購入する前に、家具の置き場所を確認します。
どれほどしっかり固定しても、壁や家具自体が破損したり、
想定を超える揺れを受けたりすれば倒れる可能性があります。
「倒れないように固定する」と同時に、
倒れても人や避難経路を直撃しない配置にしましょう。
寝ている場所へ倒れないようにする
背の高い家具は、ベッドや布団の上へ倒れない場所に置きます。
配置を変えられない場合は、次の方法を検討してください。
- ベッドと家具を、家具の高さ以上離す
- 家具の正面ではなく側面側で寝る
- 背の高い家具を別の部屋へ移す
- 低い家具に買い替える
- 寝室には大きな家具を置かない
子どものベッドや勉強机の近くも同様です。
座っている場所が本棚の転倒範囲に入っていないか確認しましょう。
出入口をふさがないようにする
家具が倒れたときに、部屋のドアや廊下をふさぐ配置は危険です。
- ドアの前に家具を置かない
- 家具が倒れる方向を考える
- 開いた引き出しが通路をふさがないようにする
- 玄関までの避難経路へ物を置かない
- 廊下に背の高い収納家具を置かない
イラストのように、
家具の高さと同じ長さの「転倒範囲」を床へ想像してみると、
危険な場所を見つけやすくなります。

ストーブから離す
家具や家電が移動・転倒して、ストーブへ接触すると火災につながります。
家具の転倒方向やキャスター家具の移動方向に、
暖房器具を置かないようにしてください。
最も効果が高いのはL字金具による固定
防災すぐるパパ
家具を固定するなら、どの器具が一番いいの?
らぼる君
ネジを使える住宅なら、
強度のある壁の下地と家具をL字金具で固定する方法が基本だよ。
東京消防庁は、ネジで固定するL字金具などを、
最も効果の高い家具転倒防止器具として案内しています。
L字金具を取り付ける位置
L字金具は、家具上部の左右を、
壁の柱や間柱など強度のある下地へ固定します。
重要なのは、壁紙や石こうボードだけではなく、
その奥にある強い下地へネジを届かせることです。
正しい取り付け方
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- 壁の柱・間柱・下地の位置を確認する
- 家具上部の丈夫な部分を確認する
- 適切な金具とネジを選ぶ
- 家具上部の左右を固定する
- 家具を壁へできるだけ近づける
- 定期的にネジの緩みを確認する
壁の下地は、下地探し器などで確認できます。
ただし、壁内には電気配線や配管が通っている場合があります。
場所が分からない場合は、無理にネジを打たず、
施工会社、家具店、工務店などへ相談してください。
石こうボードだけに固定しない
石こうボードは、
ネジを直接打っただけでは十分な強度を得られない場合があります。
金具が付いているように見えても、
強い揺れでボードごと抜ける可能性があります。
壁用アンカーを使用する場合も、
アンカーの種類、壁の構造、家具の重さに適合しているか確認が必要です。
大型家具は、
可能な限り柱、間柱、付け鴨居などの強度がある部分へ固定しましょう。
家具側の強度も確認する
壁だけでなく、家具側にも金具を取り付けられる丈夫な部分が必要です。
薄い化粧板や天板の端へネジを打つと、
板が割れたり抜けたりすることがあります。
組み立て式家具は、背板が薄い製品もあります。
取扱説明書に指定された固定位置や、メーカー純正の転倒防止部品があれば、
それを使用してください。
ポール式器具の正しい取り付け方
賃貸住宅などで壁に穴を開けられない場合は、
家具と天井の間に設置するポール式器具、
いわゆる突っ張り棒が選択肢になります。
ただし、取り付け位置を間違えると十分な効果を得られません。
家具の奥・両端に取り付ける
ポール式器具は、家具上面の手前ではなく、
壁に近い奥側へ設置します。
さらに、中央へ1本だけ置くのではなく、
家具の左右両端に設置してください。
- 壁に近い奥側へ置く
- 家具の左右両端へ置く
- 床と天井に対して垂直にする
- 定期的に緩みを確認する
- 家具と天井の間隔に合う製品を選ぶ
家具の手前側へ置くと、
地震の揺れで家具が前へ倒れようとする動きを十分に抑えられない可能性があります。

弱い天井には補強板を挟む
天井板が薄かったり、下地がなかったりすると、
ポールが天井を突き破ることがあります。
天井の強度が不足する場合は、ポールと天井の間に丈夫な板を渡し、力を分散させる方法があります。
ただし、板を挟めばどの天井でも安全になるわけではありません。
天井や家具の強度に不安がある場合は、専門業者へ相談しましょう。
ポール式だけよりストッパー式との併用
ポール式器具を使う場合は、
家具の前下部へストッパー式器具を入れると効果を高められます。
ストッパー式器具は、家具の前側を少し持ち上げ、
家具を壁側へわずかに傾ける器具です。
イラスト1では、次の3つを示しています。
- 下地へ固定するL字金具
- 家具の奥・左右に取り付けるポール式器具
- ポール式と前下部のストッパー式の併用
家具の前下部にストッパー式器具を入れる
ストッパー式器具は、家具の前下部へくさび状の部材を挟む方法です。
取り付け時の注意点
- 家具の前側へ設置する
- 家具の横幅に合う長さを選ぶ
- 家具を壁側へわずかに傾ける
- 柔らかすぎる床では効果が低下する可能性がある
- ポール式器具などと組み合わせる
- 家具がぐらついていないか確認する
家具の後ろ側へストッパーを入れると、
家具が前に傾きやすくなるため、取り付け位置を間違えないでください。
粘着マットだけで大型家具を固定しない
粘着性のある耐震マットは、
テレビ、小型家電、置物などの移動・落下防止に使えます。
しかし、背の高い大型家具を粘着マットだけで固定するのは十分ではありません。
粘着マットに向いているもの
- 小型テレビ
- パソコン用モニター
- 電子レンジなどの小型家電
- 卓上の置物
- 電話機
使用時の注意点
- 対応重量を確認する
- 設置面のほこりや油分を落とす
- 家電の脚だけでなく、安定した底面へ貼る
- 使用期限や劣化を確認する
- 高温になる場所では使用条件を確認する
- 家電を載せる台も壁へ固定する
テレビだけを台へ固定しても、テレビ台ごと倒れれば意味がありません。
家電と台を固定し、さらに台を壁へ固定するという二段階の対策が必要です。
机の引き出しが飛び出さない方法
地震の揺れでは、机や収納棚の引き出しが開き、
中身と一緒に飛び出すことがあります。
複数の引き出しが同時に開くと、
重心が前へ移り、家具本体が倒れやすくなります。
引き出し開放防止器具を付ける
引き出しには、次のような器具を取り付けます。
- 地震感知式ラッチ
- 機械式の引き出しストッパー
- 引き出し用耐震ロック
- 外付けベルト式ロック
普段は通常どおり開閉でき、
強い揺れを感知したときにロックされる製品もあります。
家具の材質、引き出しの形、
取り付け可能なすき間などを確認して選びましょう。
子ども用ロックとの違いに注意する
乳幼児のいたずら防止用ロックでも、
開放を抑えられる場合があります。
しかし、すべての子ども用ロックが強い地震を想定しているわけではありません。
防災目的なら、耐震用、地震対策用などと明記され、
対象家具に適合した製品を選びましょう。
机や収納家具本体も固定する
引き出しだけをロックしても、
机や収納家具本体が倒れたり移動したりすれば危険です。
- 家具本体を壁へ固定する
- キャスターがある場合はロックする
- 必要に応じてキャスター下皿を使う
- 重いものは下段へ収納する
- 引き出しの中へ物を詰め込みすぎない
イラスト2では、引き出しの内側に設置する機械式ラッチを拡大して示しています。

食器棚の扉が開かないようにする方法
食器棚本体が倒れなくても、
観音開きの扉が開けば、皿やコップが飛び出します。
食器の破片が床に散らばると、けがをするだけでなく、
避難経路を歩けなくなる可能性があります。
扉開放防止器具を付ける
観音開きの食器棚には、
左右の扉が開かないようにする器具を取り付けます。
- 地震感知式の耐震ラッチ
- 機械式の扉開放防止器具
- 観音扉用ロック
- 外付けベルト式ロック
単なる弱い磁石だけでは、
大きな揺れや食器がぶつかる力に耐えられない場合があります。
耐震用として設計された器具を選びましょう。
使いにくいロックは閉め忘れに注意
手動で毎回ロックする製品は、閉め忘れると効果を発揮しません。
普段の使い勝手も考え、次のどちらが家庭に合うか検討してください。
- 扉を閉めると自動でロックするタイプ
- 日常は自由に使え、揺れで作動する耐震ラッチ
取り付け後は、扉を閉めた状態で正しくロックされるか確認しましょう。
食器棚のガラスには飛散防止フィルムを貼る
食器が内側からガラスへぶつかると、
家具が倒れなくてもガラスが割れることがあります。
ガラス扉には飛散防止フィルムを貼り、
破片が広範囲に飛び散るのを抑えます。
フィルムを貼るときのポイント
- ガラス面全体に貼る
- 気泡や大きなしわを残さない
- ガラスの種類に適合した製品を選ぶ
- 網入りガラスなどは熱割れへの適合性も確認する
- 劣化や剥がれがないか点検する
- 扉開放防止器具も併用する
飛散防止フィルムは、ガラスを絶対に割れなくするものではありません。
割れたときに破片が飛び散る危険を小さくするための対策です。
消防庁も、食器棚のガラス面へ飛散防止フィルムを貼り、
引き出しや観音開きの扉へストッパーを付けるよう案内しています。
食器棚の中身も飛び出しにくくする
扉をロックするだけでなく、収納方法も見直しましょう。
重い食器は下段へ入れる
重い鍋、大皿、土鍋、瓶などは下段へ収納します。
上段へ重いものを置くと、家具の重心が高くなるだけでなく、
飛び出したときの衝撃も大きくなります。
棚の前に落下防止バーを付ける
棚板の前面に落下防止バーや立ち上がりを設けると、
食器が扉へ直接ぶつかりにくくなります。
- 棚の前に落下防止バーを付ける
- 滑り止めシートを敷く
- 食器を高く積み重ねない
- 瓶や調味料を専用ケースにまとめる
- 割れやすいものを上段へ置かない
滑り止めシートだけでは、
大きな揺れによる飛び出しを完全には防げません。
扉ロックや落下防止バーと組み合わせましょう。
吊り戸棚の対策
キッチンの吊り戸棚は、
頭より高い位置から収納物が落ちるため危険です。
吊り戸棚で行う対策
- 耐震ラッチを取り付ける
- 扉が確実に閉まるか確認する
- 重い鍋や瓶を入れない
- 割れやすい食器を上段へ置かない
- 軽い食品や容器を中心に収納する
- 収納物を詰め込みすぎない
地震後に扉を開けると、
中で倒れていた物が落ちてくることがあります。
揺れが収まった後も、扉の正面に立たず、
手で押さえながら少しずつ開けてください。
本棚から本が飛び出さない方法
本棚は本の重量が大きく、倒れると非常に危険です。
本棚本体の固定
- L字金具で壁の下地へ固定する
- 積み重ね式は上下を連結する
- ポール式とストッパー式を併用する
- 本棚同士を適切な連結金具でつなぐ
- 本棚を壁へ近づける
本の落下防止
- 棚板前面へ落下防止バーを付ける
- 落下防止テープを張る
- 本を隙間なく詰めすぎない
- 重い本は下段へ入れる
- 重い置物を上へ載せない
天板の上は収納場所として使わず、
箱、家電、花瓶などを置かないようにしましょう。
テレビの固定方法
薄型テレビは重心が高く、揺れによって前へ倒れたり、
テレビ台から飛び出したりすることがあります。
テレビの固定手順
- テレビの脚を耐震マットなどで台へ固定する
- テレビ背面と壁またはテレビ台を専用ベルトでつなぐ
- テレビ台を壁へ固定する
- キャスター付きならロックや下皿を使用する
- ベルトの緩みや劣化を定期的に点検する
テレビ背面には、
メーカー指定の転倒防止用ネジ穴が設けられている場合があります。
取扱説明書を確認し、指定された部品を使いましょう。
壁に取り付ける場合は、
壁の強度とテレビの重量に合った金具が必要です。
大型テレビは専門業者への依頼を検討してください。
電子レンジ・炊飯器などの固定方法
地震では、電子レンジや炊飯器が台から落下することがあります。
- 耐震マットを底面に使用する
- 専用ベルトで台と固定する
- 家電を載せた台も壁へ固定する
- 高い場所へ重い家電を置かない
- 蒸気や熱を妨げない器具を選ぶ
- 電源コードを過度に引っ張らない
- メーカーの設置基準を守る
電子レンジは重いため、
粘着マットだけでは不十分な場合があります。
ベルトやストッパーを組み合わせましょう。
家電を固定する際は、
放熱口、蒸気口、扉の開閉を妨げないようにしてください。
冷蔵庫の転倒・移動防止
冷蔵庫は重く、地震では転倒するだけでなく、
床の上を大きく移動する可能性があります。
冷蔵庫の対策
- メーカー指定の転倒防止ベルトを使う
- 背面上部の指定位置から壁の下地へ固定する
- 調節脚を使って安定させる
- 上に電子レンジや重い物を載せない
- 出入口をふさぐ位置に置かない
- 電源コードやコンセントを圧迫しない
冷蔵庫によって固定方法が異なります。
取扱説明書の「転倒防止」や「地震対策」の項目を確認してください。
キャスター付き家具の移動を防ぐ
テーブル、ワゴン、コピー機、テレビ台などのキャスター付き家具は、
大きな揺れで部屋の中を移動します。
キャスター家具の対策
- 日常的に動かさない家具はキャスターをロックする
- キャスター下皿を使用する
- 壁と家具を着脱式ベルトでつなぐ
- 移動範囲にストーブや人の居場所を作らない
- 使用後は決めた位置へ戻して固定する
キャスターのロックは、
床の種類や揺れの強さによっては移動を完全に止められません。
壁とのベルト固定などを組み合わせましょう。
二段重ねの家具は上下を連結する
上下に分かれた食器棚や本棚は、
上段だけが落下する可能性があります。
- メーカー指定の連結金具を使う
- 上下の家具を背面や側面で連結する
- 上段と壁も固定する
- 接続部の緩みを点検する
- 上段に重い物を入れない
家具同士を連結しただけでは、家具全体の転倒を防げません。
連結した家具を壁へ固定する必要があります。
賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合
まどかママ
賃貸だから、壁にネジを打つのは難しいわ。
らぼる君
まず管理会社や大家さんに相談しよう。
穴を開けない方法もあるけれど、
器具の組み合わせと配置の見直しが大切だよ。
賃貸住宅では、勝手にネジを打つ前に、賃貸借契約を確認し、
管理会社や所有者へ相談してください。
穴を開けにくい場合は、次の対策を組み合わせます。
- ポール式器具を家具の奥・両端へ設置する
- 家具の前下部へストッパー式器具を入れる
- 低い家具に替える
- 寝る場所から家具を離す
- 出入口をふさがない配置にする
- 重い物を下段へ移す
- 扉と引き出しへ開放防止器具を付ける
- ガラスへ飛散防止フィルムを貼る
自治体によっては、
家具固定の助成や取り付け支援を行っている場合があります。
高齢者、障害のある人だけの世帯などに対する支援制度も確認してみましょう。
家具固定を自分で行うときの注意点
壁の中の配線・配管に注意する
ネジを打つ位置によっては、
電線や水道管などを傷つける可能性があります。
下地や配線の位置が分からない場合は、
自己判断で長いネジを打たないでください。
家具を押さえながら作業しない
重い家具を傾けたり移動したりすると、
作業中に転倒する危険があります。
- 家族など複数人で作業する
- 家具の中身を出して軽くする
- 手袋と安全な靴を着用する
- 無理に持ち上げない
- 大型家具は専門業者へ依頼する
器具の表示を確認する
固定器具を購入するときは、次の点を確認します。
- 対応する家具の種類
- 対応重量
- 壁・天井・床の材質
- 取り付け可能なすき間
- 必要なネジの種類
- 耐用年数
- 使用上の注意
- メーカーの問い合わせ先
「耐震」「転倒防止」と書かれていても、
使い方や対象家具は製品ごとに異なります。
部屋ごとの対策チェックリスト
寝室
- ベッドや布団の上へ家具が倒れない
- 背の高い家具を壁へ固定した
- 出入口を家具がふさがない
- 頭上に重い物を置いていない
- 窓ガラスに飛散防止対策をした
- 枕元に靴とライトを置いた
リビング
- テレビを台へ固定した
- テレビ台を壁へ固定した
- 本棚を固定した
- 棚に落下防止バーを付けた
- 家具とストーブを離した
- 吊り下げ照明の安全を確認した
キッチン・ダイニング
- 食器棚を壁へ固定した
- 観音扉に開放防止器具を付けた
- 引き出しにストッパーを付けた
- ガラスに飛散防止フィルムを貼った
- 重い食器を下段へ移した
- 吊り戸棚に耐震ラッチを付けた
- 冷蔵庫を指定方法で固定した
- 電子レンジの落下を防止した
子ども部屋・書斎
- 本棚が机やベッドへ倒れない
- 机の引き出しに開放防止器具を付けた
- キャスター付き椅子や収納を確認した
- 重い本を下段へ入れた
- 棚の上に重い物を置いていない
- 避難経路を確保した
固定後も定期点検が必要
家具を固定しても、
年月とともにネジやポールが緩むことがあります。
粘着マットやベルトも劣化します。
半年に一度程度、次の項目を確認しましょう。
- L字金具のネジが緩んでいないか
- 壁や家具にひび割れがないか
- ポール式器具が緩んでいないか
- ポールや補強板がずれていないか
- ストッパー式器具が外れていないか
- 粘着マットが硬化・変色していないか
- ベルトが伸びたり切れたりしていないか
- 耐震ラッチが正常に作動するか
- 扉ロックが破損していないか
- 飛散防止フィルムが剥がれていないか
- 家具の配置や収納内容が変わっていないか
家具を移動したとき、模様替えをしたとき、
床を張り替えたときにも再点検してください。
まず対策したい家具の優先順位
家中の家具を一度に固定するのが難しい場合は、
次の順番で進めましょう。
優先度1|寝室と子ども部屋
睡眠中は、地震が起きてもすぐに動けません。
ベッドや布団へ倒れる家具を最優先で固定・移動します。
優先度2|出入口と避難経路
玄関、部屋のドア、廊下をふさぐ可能性がある家具を対策します。
優先度3|食器棚と冷蔵庫
本体の固定に加え、扉、ガラス、収納物の飛び出しも防ぎます。
優先度4|テレビと電子レンジ
台からの落下と、台自体の転倒・移動を防ぎます。
優先度5|本棚・机・キャスター家具
本棚の固定、引き出しのロック、キャスターの移動防止を行います。
まとめ|家具本体・扉・引き出し・中身をまとめて対策しよう
防災すぐるパパ
家具を壁へ固定するだけでは、
食器や引き出しの飛び出しまでは防げないんだね。
まどかママ
寝る場所や出口を避けて家具を置くことも、
大切な地震対策なのね。
らぼる君
そうだよ。
「配置」「固定」「開放防止」「収納」の4段階で考えれば、
部屋をもっと安全にできるよ!
地震による家具の被害を減らすには、次の4段階で対策します。
- 家具が人や出口へ倒れないように配置する
- L字金具などで家具本体を固定する
- 扉や引き出しへ開放防止器具を付ける
- 重い物を下へ移し、収納物の飛び出しを防ぐ
壁へネジ留めできる場合は、
強度のある下地と家具をL字金具で固定する方法が基本です。
壁に穴を開けられない場合は、
ポール式器具を家具の奥・両端へ設置し、
前下部のストッパー式器具と組み合わせます。
食器棚には扉開放防止器具とガラス飛散防止フィルム、
机や収納棚の引き出しには耐震ラッチやストッパーを取り付けましょう。
ただし、
どの器具も地震による転倒や落下を完全に防ぐものではありません。
建物、壁、天井、家具の状態に合った方法を選び、
寝室と避難経路の安全な配置を併用することが大切です。
まずは今日、寝ている場所へ倒れてきそうな家具と、
玄関までの避難経路をふさぎそうな家具がないか、
らぼる君と一緒に確認してみましょう。


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