すぐにできる建物の備え|地震・台風・大雨から家族と住まいを守ろう

すぐにできる建物の備え|地震・台風・大雨から家族と住まいを守ろう 住宅の備え
すぐにできる建物の備え|地震・台風・大雨から家族と住まいを守ろう

災害から家族を守るには、非常食や飲料水の備蓄だけでなく、
普段生活している建物を安全な状態にしておくことが大切です。

地震で家具が倒れたり、台風で植木鉢が飛ばされたり、
大雨で排水口が詰まったりすると、
建物そのものが危険な場所になってしまうことがあります。

しかし、建物の備えと聞くと、

「専門的な知識が必要なのでは?」
「何から手を付ければいいの?」
「お金がかかりそう……」

と感じるパパやママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、
らぼる君が「今日から家庭でできる建物の備え」を調べました。

大がかりな工事をしなくても、
片付ける、固定する、確認するといった小さな行動で、
災害時の被害を減らせます。

  1. らぼる君が建物の備えを調べました
  2. 建物の備えが必要なのはなぜ?
  3. まずは家族で建物を一周してみよう
    1. 家の外で確認する場所
    2. 家の中で確認する場所
  4. すぐにできる家の外の備え
    1. 飛ばされやすい物を片付ける
    2. 物干し竿を下ろす
    3. 自転車を固定する
    4. 側溝や排水口を掃除する
    5. 雨戸やシャッターを動かしてみる
  5. すぐにできる窓の備え
    1. 窓の鍵を確実に閉める
    2. 雨戸やシャッターを閉める
    3. 飛散防止フィルムを貼る
    4. カーテンやブラインドを閉める
    5. すぐにできる家の中の備え
  6. 家具の向きを変える
    1. 背の高い家具を固定する
    2. 家具の上に重い物を置かない
    3. 扉や引き出しに開放防止器具を付ける
    4. テレビや電子レンジを固定する
    5. 廊下・階段・玄関に物を置かない
    6. 寝室に靴と懐中電灯を置く
  7. 火災を防ぐ備えをする
  8. 大雨や浸水に備えてできること
    1. ハザードマップで浸水の可能性を確認する
    2. 浸水しやすい入口を確認する
    3. 電化製品を高い場所へ移す
    4. 分電盤・ガス・水道の場所を確認する
    5. 建物の異常を見つけたら専門家へ相談する
  9. 集合住宅・賃貸住宅での備え
    1. 共用部分に物を置かない
    2. ベランダの仕切り板をふさがない
    3. 管理会社や大家さんへ確認する
  10. 災害別・優先して行いたい建物の備え
  11. 今日から始める建物の備えチェックリスト
    1. 今日、10分でできること
    2. 今週中に行うこと
    3. 台風・大雨の予報が出たら行うこと
    4. 専門家へ相談すること
  12. 建物の備えで守ってほしい注意点
  13. らぼる君のまとめ

らぼる君が建物の備えを調べました

らぼる君:
「防災すぐるパパ、まどかママ。
 非常食や水の準備は進んでいる?」

防災すぐるパパ:
「飲料水やレトルト食品は少しずつ備蓄しているよ。
 でも、建物の備えまではできていないなあ」

まどかママ:
「建物の備えというと、
 耐震工事や屋根工事のような大がかりなものを想像するわ」

らぼる君:
「もちろん専門家に依頼する工事も大切だけど、
 家族ですぐにできることもたくさんあるよ。
 まずは家の中と外を一緒に点検してみよう」

建物の備えが必要なのはなぜ?

建物が倒壊しなくても、家の中や周囲ではさまざまな危険が発生します。

  • 家具や家電が倒れる
  • 食器棚から食器が飛び出す
  • 窓ガラスが割れる
  • 出入り口が家具でふさがれる
  • ベランダの物が強風で飛ばされる
  • 排水口が詰まって水があふれる
  • 屋根や外壁の傷んだ部分から雨が入る
  • ブロック塀や植木鉢が倒れる
  • 停電や断水で設備が使えなくなる

内閣府は、地震による負傷の多くに
家具類の転倒・落下が関係しているとして、
家具の配置や固定を呼びかけています。

参考:内閣府「地震発生!あなたの住まいは大丈夫?」

防災すぐるパパ:
「家が倒れなくても、家具やガラスでけがをする可能性があるんだね」

らぼる君:
「そうなんだ。災害が起きた瞬間に家族を守るためには、
 “家の中に安全な場所をつくる”ことが大切だよ」

まずは家族で建物を一周してみよう

建物の備えは、家の状態を知ることから始まります。

明るい時間帯に家族で建物の周囲を歩き、
気になるところがないかを目で確認してみましょう。

家の外で確認する場所

  • 屋根材がずれたり浮いたりしていないか
  • 棟板金に浮きやさびがないか
  • 雨どいが外れたり傾いたりしていないか
  • 外壁に大きなひび割れがないか
  • 雨戸やシャッターが正常に動くか
  • 窓や玄関ドアの鍵が閉まるか
  • ベランダの排水口が詰まっていないか
  • 側溝に落ち葉やごみがたまっていないか
  • アンテナが傾いていないか
  • ブロック塀にひび割れや傾きがないか
  • 庭木の枝が建物や電線に接触していないか
  • プロパンガスのボンベが固定されているか

スマートフォンで写真を撮っておくと、
変化に気付きやすくなります。

ただし、屋根や脚立に上って確認する必要はありません。
屋根は地上から見える範囲だけにし、
異常が疑われる場合は専門業者に点検を依頼しましょう。

家の中で確認する場所

  • 背の高い家具が固定されているか
  • 家具が倒れる方向にベッドや布団がないか
  • 出入り口や廊下を家具がふさぐ可能性はないか
  • テレビや電子レンジが固定されているか
  • 棚の上に重い物を置いていないか
  • 食器棚の扉に開放防止器具が付いているか
  • 窓ガラスに飛散防止対策がされているか
  • 廊下や階段に荷物が置かれていないか
  • 火元の近くに燃えやすい物がないか
  • 分電盤、ガスの元栓、水道の元栓の場所が分かるか

一度に全部行う必要はありません。
気付いた場所をメモし、
危険度の高いものから一つずつ改善しましょう。

すぐにできる家の外の備え

飛ばされやすい物を片付ける

台風や発達した低気圧が近づくと、
普段は動かないような物でも飛ばされることがあります。

ベランダや庭に次の物がないか確認しましょう。

  • 植木鉢
  • 物干し竿
  • ハンガー
  • ごみ箱
  • ほうきやちり取り
  • 子どものおもちゃ
  • サンダル
  • 自転車
  • 園芸用品
  • バケツ
  • じょうろ
  • 日よけやすだれ
  • 折り畳み式の椅子やテーブル

小さな植木鉢や物干し竿でも、
強風で飛ばされると窓ガラスを割ったり、
人を傷つけたりする危険があります。

室内や物置へ入れられる物は収納し、
移動できない物は丈夫なロープなどで固定します。

まどかママ:
「ベランダのサンダルも片付けたほうがいいの?」

らぼる君:
「軽い物ほど簡単に飛ばされるよ。
“これくらいなら大丈夫”と思わず、
できるだけ室内へ入れよう」

物干し竿を下ろす

物干し竿は高い位置にあるため、
強風の影響を受けやすい物です。

台風が近づく前に物干し台から下ろし、
屋内へ収納するか、
低い位置で動かないように固定しましょう。

物干し台そのものが軽い場合は、
倒れたり移動したりしないように対策します。

自転車を固定する

自転車は横から強い風を受けると簡単に倒れます。

倒れた自転車が道路へ出たり、
窓や車にぶつかったりすることもあります。

可能であれば屋内や風の当たりにくい場所へ移動します。
移動できない場合は、
柱などの動かない物へしっかり固定しましょう。

側溝や排水口を掃除する

側溝、雨どい、ベランダの排水口に
落ち葉や泥、ごみがたまっていると、
大雨の際に水が流れにくくなります。

行き場を失った雨水が、
ベランダや玄関から建物内へ入る可能性もあります。

普段から次の場所を掃除しておきましょう。

  • 家の周囲の側溝
  • 庭の排水口
  • ベランダの排水口
  • 屋上の排水口
  • 玄関前の排水溝

気象庁も、大雨や台風への備えとして、
側溝や排水口を掃除して水はけをよくしておくよう呼びかけています。

参考:気象庁「自分で行う災害への備え」

雨が降り始めてから側溝や排水口を確認するのは危険です。
必ず天候が穏やかなうちに行いましょう。

雨戸やシャッターを動かしてみる

長期間使っていない雨戸やシャッターは、
さびや汚れで動かなくなっていることがあります。

晴れている日に一度動かし、次の点を確認します。

  • 最後まで閉められるか
  • 鍵がかかるか
  • レールにごみが詰まっていないか
  • がたつきや外れがないか
  • 開閉時に異常な音がしないか

強風が吹き始めてから修理することはできません。
動かない場合は、
台風シーズンに入る前に専門業者へ相談しましょう。

すぐにできる窓の備え

窓の鍵を確実に閉める

強風時に窓が少しでも開いていると、
室内へ風が入り込み、
天井や屋根に大きな力がかかることがあります。

台風が近づく前に、すべての窓を閉めて施錠しましょう。

トイレ、浴室、廊下、小窓、勝手口などは確認を忘れやすい場所です。

家族で担当する場所を分けると、短時間で確認できます。

雨戸やシャッターを閉める

雨戸やシャッターは、風そのものだけでなく、
飛来物から窓ガラスを守る役割があります。

台風が近づいているときは、風が弱いうちに閉めましょう。

雨戸やシャッターがない窓では、
飛散防止フィルムを貼り、カーテンやブラインドを閉めて、
ガラスが室内へ飛び散る危険を減らします。

飛散防止フィルムを貼る

地震や飛来物で窓ガラスが割れると、
室内に破片が飛び散り、
けがや避難の妨げになることがあります。

飛散防止フィルムは、
割れたガラスが広範囲へ飛び散るのを抑えるためのものです。
窓が絶対に割れなくなるわけではありません。

フィルムを選ぶ際は、
窓ガラスの種類や大きさに対応しているかを確認し、
商品の説明に従って貼りましょう。

網入りガラスや複層ガラスなど、
フィルムの種類によっては熱割れに注意が必要です。

貼り付けに不安がある場合や、大きな窓、
高い位置の窓は専門業者へ依頼してください。

カーテンやブラインドを閉める

カーテンやブラインドを閉めておくと、
窓ガラスが割れた際に破片が室内へ広がるのをある程度抑えられます。

ただし、カーテンだけで窓の破損を防げるわけではありません。

台風時には窓から離れ、窓の正面で寝たり、
外の様子を見続けたりしないようにしましょう。

すぐにできる家の中の備え

家具の向きを変える

家具をすぐに固定できない場合でも、
置き方を変えるだけで危険を減らせます。

家具が倒れたときに、次の場所をふさがないように配置しましょう。

  • 寝ている場所
  • いつも座っている場所
  • 部屋の出入り口
  • 廊下
  • 階段
  • 玄関
  • 避難経路

特に寝室や子ども部屋では、
ベッドや布団の近くに背の高い家具を置かないことが大切です。

家具が倒れても人に直撃せず、
ドアをふさがない向きへ変えましょう。

背の高い家具を固定する

本棚、食器棚、たんす、冷蔵庫などは、
地震の揺れで転倒する可能性があります。

家具の固定には次のような器具があります。

  • L型金具
  • ベルト式器具
  • チェーン式器具
  • ポール式器具・突っ張り棒
  • ストッパー式器具
  • 粘着マット

一般的に、
壁の下地へネジで固定するL型金具などは高い効果が期待できます。

ただし、壁や天井の強度が不足している場所へ取り付けても、
十分な効果が得られないことがあります。

突っ張り棒を使用する場合は、
家具の天板の奥側に設置し、
天井に十分な強度があることを確認します。

器具を一つ付ければ必ず安全になるわけではありません。

家具の種類や壁の構造に合った器具を選び、
説明書どおりに取り付けてください。

賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合は、
管理会社や大家さんに相談したうえで、
穴を開けない器具や複数の対策を組み合わせましょう。

参考:内閣府「特集 家族で防災」

家具の上に重い物を置かない

家具の上に置いた物は、地震で遠くまで飛ぶ可能性があります。

次のような物を家具や棚の上に置いていないか確認しましょう。

  • 重い箱
  • 花瓶
  • ガラス製品
  • アイロン
  • 工具
  • 大型のおもちゃ
  • 季節家電
  • 水槽

重い物はできるだけ低い位置へ移します。

棚に収納するときも、重い物を下、
軽い物を上に置くと家具全体が安定しやすくなります。

扉や引き出しに開放防止器具を付ける

食器棚や収納棚の扉は、地震の揺れで開き、
中の食器や物が飛び出すことがあります。

扉には開放防止器具を取り付け、
ガラス製品や割れ物の下には滑り止めシートを敷きましょう。

引き出しについても、
飛び出すと避難経路をふさぐ可能性があります。

テレビや電子レンジを固定する

地震では、家具だけでなく家電も転倒・移動します。

テレビ、電子レンジ、パソコン、プリンターなどは、
耐震ベルトや粘着マットなど、機器に適した器具で固定しましょう。

キャスター付きの家具や家電は、
普段からキャスターをロックしておきます。

廊下・階段・玄関に物を置かない

災害時には停電し、暗い中を移動する可能性があります。

避難経路に段ボール箱、新聞、掃除機、買い物袋などがあると、
転倒や避難の遅れにつながります。

特に次の場所は常に空けておきましょう。

  • 玄関までの通路
  • 部屋の出入り口
  • 廊下
  • 階段
  • 勝手口
  • ベランダの避難ハッチ周辺
  • 集合住宅の共用廊下

「廊下や玄関に物を置かない」ことも、
すぐにできる大切な建物の備えです。

寝室に靴と懐中電灯を置く

地震で窓や食器が割れると、
床にガラス片が散らばることがあります。

寝室には、底の厚い靴やスリッパと懐中電灯を置いておきましょう。

暗闇でも手を伸ばせば取れるように、
寝る場所の近くへ固定して置くことがポイントです。

火災を防ぐ備えをする

地震では、転倒した暖房器具や損傷した電気配線から
火災が発生することがあります。

普段から次の点を確認しましょう。

  • ストーブの周囲に燃えやすい物を置かない
  • コンセント周辺のほこりを掃除する
  • 傷んだ延長コードを使わない
  • たこ足配線を避ける
  • 家具で電気コードを踏まない
  • 住宅用火災警報器を点検する
  • 消火器の場所と使用期限を確認する

感震ブレーカーは、
強い地震の揺れを感知すると電気を自動的に止め、
地震後の電気火災を減らすための機器です。

設置方法や住宅の電気設備によって適した製品が異なるため、
必要に応じて電気工事業者へ相談しましょう。

大雨や浸水に備えてできること

ハザードマップで浸水の可能性を確認する

建物の水害対策を考える前に、
自宅にどのような危険があるかを確認しましょう。

ハザードマップでは、主に次の情報を確認します。

  • 洪水浸水想定区域
  • 想定される浸水の深さ
  • 内水氾濫の危険
  • 高潮の危険
  • 土砂災害警戒区域
  • 指定避難所
  • 避難経路

自宅が浸水想定区域に入っている場合は、
「水が来てから考える」のではなく、
どの段階で避難するかを家族で決めておきましょう。

浸水しやすい入口を確認する

水は、道路より低い場所や小さな隙間から建物へ入ります。

次の場所を確認しましょう。

  • 玄関
  • 勝手口
  • 地下室
  • 半地下の部屋
  • 車庫
  • 通気口
  • 排水口
  • 低い位置にある窓

浸水の危険がある住宅では、
止水板や水のうなどを準備しておく方法があります。

ただし、止水板や土のうで、
すべての浸水を防げるわけではありません。
水深が高くなるとドアが開かなくなったり、
建物から出られなくなったりする危険があります。

浸水対策をしたからといって自宅にとどまらず、
危険が迫る前に避難してください。

電化製品を高い場所へ移す

浸水が予想される場合、時間と安全に余裕があれば、
低い場所にある電化製品や大切な物を高い場所へ移します。

  • パソコン
  • モバイルバッテリー
  • 電源タップ
  • 暖房器具
  • 重要書類
  • 写真
  • 薬
  • 貴重品

コンセントや電気設備が水につかる可能性がある場合は、
感電や火災に注意が必要です。

すでに浸水している場所へ入ったり、
ぬれた手で電気機器やブレーカーに触れたりしてはいけません。

分電盤・ガス・水道の場所を確認する

災害が起きてから探すのではなく、
平常時に家族で場所を確認しておきましょう。

  • 電気の分電盤
  • ガスの元栓
  • 水道の元栓
  • 消火器
  • 住宅用火災警報器
  • 非常口
  • 集合住宅の避難設備

安全に操作できる状況であれば、
避難前に電気のブレーカーを切り、
ガスの元栓を閉めることが火災防止につながる場合があります。

ただし、すでに火や煙が出ている、浸水している、
建物が大きく損傷しているなど、
危険な状況では操作より避難を優先してください。

建物の異常を見つけたら専門家へ相談する

家族でできるのは、
安全な場所からの確認と簡単な片付け・固定までです。

次のような異常を見つけた場合は、
無理に自分で直さず、専門家へ相談しましょう。

  • 屋根材や棟板金が浮いている
  • 雨漏りしている
  • 外壁や基礎に大きなひび割れがある
  • 柱や床が傾いている
  • 雨どいが高所で外れている
  • ブロック塀が傾いている
  • アンテナが倒れそうになっている
  • 窓枠や雨戸が変形している
  • 電気配線が傷んでいる
  • ガス臭がする
  • 耐震性に不安がある

特に屋根の点検や補修は、転落事故につながる危険な作業です。

台風の接近中や通過直後に、屋根へ上ることは絶対にやめましょう。
強風が収まったように見えても、突風が吹く可能性があります。

集合住宅・賃貸住宅での備え

マンションやアパートでも、室内の家具固定や窓の飛散防止、
避難経路の確保は必要です。

共用部分に物を置かない

共用廊下、階段、玄関前、ベランダの避難ハッチ周辺は、
災害時の避難経路になる場合があります。

自転車、傘立て、段ボール、植木鉢などを置かないようにしましょう。

ベランダの仕切り板をふさがない

集合住宅のベランダにある仕切り板は、
火災などの際に隣の部屋へ避難するために使われることがあります。

仕切り板の前に物置や大型の植木鉢を置かないようにします。

管理会社や大家さんへ確認する

次のような建物設備の異常は、自分で修理せず、
管理会社や大家さんへ連絡しましょう。

  • 外壁のひび割れ
  • 共用廊下の損傷
  • 雨漏り
  • 排水設備の詰まり
  • 雨戸や窓枠の不具合
  • 避難ハッチの異常
  • 共用部分の照明切れ
  • ブロック塀やフェンスの傾き

家具を壁へネジで固定したい場合も、
契約内容を確認してから行いましょう。

災害別・優先して行いたい建物の備え

災害優先して行う備え
地震家具・家電の固定、避難経路の確保、ガラス飛散防止
台風・強風屋外の物を収納、雨戸・シャッターの確認、窓の施錠
大雨側溝・排水口の掃除、浸水経路の確認、電化製品の移動
洪水・高潮ハザードマップ確認、止水板等の準備、早期避難
土砂災害建物周辺の斜面確認、避難先・避難経路の決定
火災火災警報器の点検、消火器の確認、避難経路の整理
停電懐中電灯、充電器、モバイルバッテリーの準備

今日から始める建物の備えチェックリスト

すべてを一度に行うのが難しい場合は、
次の順番で始めてみましょう。

今日、10分でできること

  • 玄関、廊下、階段の荷物を片付ける
  • 家具が倒れる方向を確認する
  • 棚の上の重い物を下ろす
  • ベランダの避難ハッチ周辺を空ける
  • 分電盤、ガス、水道の元栓の場所を確認する
  • 寝室に懐中電灯と靴を置く

今週中に行うこと

  • 家具やテレビを固定する
  • 食器棚に開放防止器具を付ける
  • 窓に飛散防止フィルムを貼る
  • 雨戸やシャッターを動かしてみる
  • 側溝や排水口を掃除する
  • 住宅用火災警報器を点検する
  • ハザードマップで自宅の危険を確認する

台風・大雨の予報が出たら行うこと

  • 植木鉢や物干し竿を室内へ入れる
  • 自転車や動かせない物を固定する
  • すべての窓と雨戸を閉めて施錠する
  • カーテンやブラインドを閉める
  • スマートフォンや蓄電池を充電する
  • 断水に備えて水を確保する
  • 避難情報と気象情報を確認する

専門家へ相談すること

  • 屋根や外壁の異常
  • 基礎の大きなひび割れ
  • 雨漏り
  • ブロック塀の傾き
  • 雨戸や窓の故障
  • 電気・ガス設備の異常
  • 住宅の耐震性

建物の備えで守ってほしい注意点

らぼる君:
「建物を守ろうとして、パパやママがけがをしてはいけないよ。
 次のことは必ず守ってね」

  • 雨や風が強くなってから外へ出ない
  • 台風接近中に屋根へ上らない
  • 不安定な場所で脚立を使わない
  • 増水した側溝や用水路を見に行かない
  • 切れた電線に近づかない
  • ガス臭がするときは火や電気スイッチを使わない
  • 浸水した場所で電気設備に触れない
  • 建物に大きな損傷がある場合は中へ戻らない
  • 自分で直せない異常は専門家へ相談する
  • 建物を守ることよりも命を守る避難を優先する

らぼる君のまとめ

らぼる君:
「今日の勉強をまとめるね。
 すぐにできる建物の備えは、特別な工事だけではないんだよ」

  • 建物の内外を歩いて危険な場所を見つける
  • 植木鉢や物干し竿など、飛ばされる物を片付ける
  • 側溝や排水口を掃除して水はけをよくする
  • 窓を施錠し、雨戸やシャッターの動きを確認する
  • 窓ガラスに飛散防止対策をする
  • 家具や家電を固定する
  • 家具が寝る場所や出入り口へ倒れないように配置する
  • 廊下、階段、玄関などの避難経路を空ける
  • 棚の上の重い物を低い場所へ移す
  • 分電盤、ガスの元栓、水道の元栓を確認する
  • 浸水の危険がある場所と避難先を調べる
  • 屋根や外壁の異常は専門家へ相談する
  • 危険が迫っているときは、建物より命を優先する

防災すぐるパパ:
「建物の備えは、大がかりな工事から始めなくてもいいんだね。
 まずは玄関と廊下を片付けて、家具の向きを確認してみるよ」

まどかママ:
「私はベランダと窓を確認するわ。
 家族で場所を分担すれば、無理なく進められそうね」

らぼる君:
「一度に完璧にしなくても大丈夫。
 今日は一つ、今週はもう一つというように、できることを積み重ねよう」

災害が起きてからでは、家具を固定したり、排水口を掃除したり、
壊れた雨戸を修理したりすることはできません。

普段の生活の中で建物を少しずつ安全な状態にしておくことが、
地震、台風、大雨から家族を守る力になります。

まずは家族で家の中を見回し、
「倒れそうな物」
「飛びそうな物」
「避難を邪魔する物」
を一つ見つけることから始めてみましょう。

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