こんにちは!
「防災ラボる」です。
防災すぐるパパ。
こんなふうに思ったことはありませんか?
「台風なら天気予報で分かるよね」
「大雨も予報が出るから、危なくなってから考えればいいかな」
まどかママも、
「地震は怖いけど、今日起こるとは限らないし……」
と思うかもしれません。
でも、災害について調べてみると分かることがあります。
それは、
災害には、
ある程度前から危険を知ることができるものと、
ほとんど予測できないものがある
ということです。
さらに、予測できる災害であっても、
予想より強くなる。
予想より多く雨が降る。
予想より早く危険になる。
ということがあります。
つまり、
「予報がある=被害まで正確に分かる」ではありません。
今回はステップ1「知る」として、
災害はいつ起こるのか?
どこまで予測できるのか?
そして一番大切な、
「自分だけは大丈夫」
と災害を過小評価しないためにはどうすればいいのか?
を一緒にラボってみましょう。
災害はいつ起こる?
「起こる時期が分かりやすい災害」と「分からない災害」がある
災害は全部同じように発生するわけではありません。
例えば台風。
遠くの海上で発生すると、数日前から進路予報などを確認できます。
大雨も、前線や低気圧、台風などによって危険が高まりそうなことを、
事前に知ることができる場合があります。
一方で地震は違います。
気象庁によると、現在の科学では、
「いつ・どこで・どのくらいの規模の地震が起こるか」を
高い精度で事前に予知することはできません。
だから防災では、
予測できる災害は早めに行動する。
予測できない災害は普段から備えておく。
という2つの考え方が必要になります。
比較的、事前に危険を知りやすい災害
台風
台風は、発生後に進路・勢力・接近時期などの予報が発表されます。
そのため、
「○日ごろに接近する可能性がある」
と分かれば、
- 水や食料を確認する
- ベランダを片付ける
- スマートフォンを充電する
- 雨戸やシャッターを確認する
- 避難場所を確認する
といった準備ができます。
ただし、
台風の進路や強さの予報には幅があります。
気象庁も、進路予報には誤差があり、
台風の急発達など強度予報にも難しさがあると説明しています。
だから、
「昨日の予報ではこちらに来なかったから大丈夫」
と決めつけず、最新情報を確認する必要があります。
大雨・豪雨
大雨も天気予報などから事前に警戒できることがあります。
しかし、
「どこで、何時から、どれだけの雨が降るか」
まで完全に予測できるわけではありません。
特に線状降水帯は、
現在でも正確な場所や発生時刻、
継続時間を事前に予測することが難しい現象です。
実際に発生すると、短時間で大雨となり、
災害の危険度が急激に高まることがあります。
だから、
「予報より雨が少なそうだから大丈夫」
ではなく、
危険が高まっているという情報そのものを行動のきっかけにする
ことが大切です。
大雪
大雪も天気予報からある程度危険を知ることができます。
ただし雪の量だけでなく、
- 道路の通行止め
- 車の立ち往生
- 停電
- 屋根への積雪
- 物流停止
など、雪によって起こる二次的な影響も考える必要があります。
火山活動
火山によっては観測体制が整えられ、
活動状況に応じて噴火警戒レベルなどが発表されます。
しかし、
噴火の日時や規模をすべて正確に予測できるわけではありません。
火山の近くに住んでいる場合は、
普段から避難場所や地域の防災情報を確認しておく必要があります。
ほとんど予測できない災害
地震
地震は代表的です。
「○月○日に大地震が起きる」
という情報をSNSなどで見ることがあります。
しかし気象庁は、日時・場所・規模を特定した地震予知は
現在の科学では困難であり、
そのような情報は信頼できないとしています。
緊急地震速報も、
地震が起きる前の予知ではありません。
地震が発生した後、その揺れを観測して、
強い揺れが到達する前にできるだけ早く知らせる仕組みです。
速報から強い揺れまでは数秒~数十秒程度しかなく、
震源に近い場所では間に合わないこともあります。
だから地震は、
「分かってから準備する災害」ではなく
「いつ起きてもいいように準備しておく災害」
と考えましょう。
津波
津波は主に海底の大きな地震などに伴って発生します。
地震そのものを事前に正確に予測できない以上、津波も、
「何月何日に発生する」
と事前に知ることはできません。
海岸付近では、
強い揺れや長い揺れを感じたら、
情報を待つだけでなく避難を始める
という行動を事前に決めておくことが重要です。
「予測できる災害」でも油断できない理由
予報は未来を100%言い当てるものではない
防災すぐるパパ。
天気予報で、
「雨量100mm」
と聞いたら、
「100mmを超えないんだな」
と思っていませんか?
予報は、
その時点で観測できるデータを使って未来を予測したもの
です。
自然現象は複雑なので、
実際の進路、雨量、風速などが変わる可能性があります。
特に線状降水帯のように、今でも正確な予想が難しい現象があります。
だから、
予報値を「上限」だと思わない
ことが大切です。
災害は「組み合わせ」で大きくなることがある
一つの災害だけを見ると危険を見落とす
台風なら風だけ。
大雨なら雨だけ。
地震なら揺れだけ。
そう考えていると、実際の災害を過小評価してしまう場合があります。
例えば台風では、
暴風+大雨+洪水+土砂災害+高潮+停電
が同時に起こる可能性があります。
地震なら、
強い揺れ+建物倒壊+火災+停電+断水+津波
という連鎖が考えられます。
災害は一つの現象だけで終わるとは限りません。
「今まで大丈夫だった」は今回の安全を保証しない
過去の経験だけで判断しない
まどかママ。
「この地域には20年住んでいるけど、一度も浸水したことがない」
という話を聞くことがあります。
でも、
過去に起きなかったことと、
これから起きないことは
同じではありません。
雨の降り方。
台風の進路。
川の水位。
地震の場所。
災害の条件は毎回違います。
だから、
「前回大丈夫だったから今回も大丈夫」
を避難しない理由にしないことが大切です。
災害を過小評価してしまう「正常性バイアス」
「自分だけは大丈夫」と思ってしまう心理
内閣府の防災白書でも指摘されているのが、
正常性バイアス
です。
異常な状況が起きていても、
「そんな大変なことにはならないだろう」
「自分の家は大丈夫だろう」
と無意識に事態を小さく考えてしまうことがあります。
これは特別な人だけに起きることではありません。
だから、
自分は冷静だから大丈夫
と考えるのではなく、
「自分も過小評価する可能性がある」
と最初から知っておくことが防災になります。
災害を過小評価しないための7つの方法
「うちは大丈夫」ではなくハザードマップを見る
まず感覚で判断しないことです。
「川から少し離れている」
「海は見えない」
「山から離れている」
だけで安全とは判断できません。
ハザードマップで、
自宅には何の危険があるのか
を確認します。
「予報値=最大値」と考えない
台風の風速。
予想雨量。
台風の進路。
これらには予測の幅があります。
だから、
少し悪い方向へ変わる可能性
まで考えて準備しておきます。
一つ上の危険を考える
例えば、
「床下浸水くらいかな」
ではなく、
「もし床上まで来たら?」
「停電は数時間かな」
ではなく、
「もし3日続いたら?」
と一段悪い状況を考えてみます。
怖がるためではありません。
備えの不足を見つけるため
です。
「避難する条件」を先に決めておく
危険になってから、
「どうしよう?」
と考えると判断が遅れます。
そこで、
警戒レベル3になったら高齢の家族は避難する。
警戒レベル4までに危険な場所から避難する。
強い揺れを感じたら津波避難場所へ向かう。
など、
行動を開始する条件を平常時に決めておく
ことが有効です。
一つの情報だけで判断しない
テレビだけ。
SNSだけ。
スマートフォンの天気アプリだけ。
ではなく、
- 気象庁
- 自治体
- ハザードマップ
- 河川情報
- キキクル
- テレビ・ラジオ
など複数の情報を確認します。
特にSNSでは、地震予知など科学的根拠のない情報が拡散されることがあります。
発信元を確認する習慣をつけましょう。 家族の中で「避難を止める人」を作らない
防災すぐるパパが、
「まだ大丈夫だよ」
まどかママが、
「でも避難したほうがいいんじゃない?」
となることもあるでしょう。
そんなときは、
誰か一人でも危険を感じたら、家族で情報をもう一度確認する
というルールを作っておく方法があります。
「逃げたけど何もなかった」
なら帰ればいい。
でも、
「逃げなかったら間に合わなかった」
は取り返せません。
夜になる前・危険になる前に考える
大雨や台風の場合、
避難できる時間には限りがあります。
昼間なら見える道路も、
夜は見えにくくなります。
雨が強くなれば道路が冠水するかもしれません。
風が強くなれば外に出ること自体が危険になります。
だから、
「危険になったら逃げる」
ではなく
「安全に逃げられるうちに判断する」
ことが大切です。
「最悪を考える」と「怖がりすぎる」は違う
防災は不安を大きくするためではない
ここは大切なので覚えておきたいと思います。
防災というと、
「大地震が来る!」
「巨大台風が来る!」
と怖い話ばかり考えてしまいそうです。
でも、防災の目的は、
怖がることではありません。
危険を知って、
行動できるようにしておくこと
です。
例えば、
「停電するかもしれない」
と知れば、
ランタンを準備できます。
「断水するかもしれない」
と知れば、
水と携帯トイレを備えられます。
「津波が来るかもしれない」
と知れば、
避難場所を決められます。
つまり、
「怖い」で終わらせず「だから何をする?」まで考える
ことが防災です。
防災すぐるパパ一家でやってみよう
「もしも会議」を10分だけ
防災すぐるパパ、まどかママ。
家族でこんな質問をしてみてください。
「もし今日、大地震が来たら?」
「もし今夜、停電したら?」
「もし台風の進路がこちらに変わったら?」
「もし大雨で避難所へ行くことになったら?」
そして、
「大丈夫だと思う」
ではなく、
「何を根拠に大丈夫だと思った?」
まで考えてみます。
ハザードマップ?
建物の安全性?
最新の防災情報?
それとも、
「今まで何もなかったから」
でしょうか。
この違いはとても大きいと思います。
災害情報を見たときの「5つの質問」
① わが家は危険区域に入っている?
ハザードマップを確認します。
② 予想より悪くなったらどうなる?
雨、風、浸水などを一段悪いケースで考えます。
③ 電気・水道・物流が止まったら何日過ごせる?
家庭備蓄を確認します。
④ いつ避難を始める?
避難条件を確認します。
⑤ 家族が離れていたらどうする?
安否確認・集合場所を確認します。
この5つを考えるだけでも、
「なんとなく大丈夫」
から、
「根拠を持って行動する防災」
へ変わります。
防災ラボるが一番伝えたい「まさか」の考え方
「まさか」は災害が起きてから使う言葉ではない
ニュースで災害に遭った人が、
「まさか自分の地域で……」
と話しているのを見ることがあります。
でも防災では、
その「まさか」を災害が起こる前に使ってみたいと思います。
「まさか川があふれたら?」
「まさか停電が1週間続いたら?」
「まさか家族が別々の場所にいるとき地震が来たら?」
「まさか予報より大きな台風になったら?」
そう考えてみると、
今やるべきことが見えてきます。
防災ラボるのまとめ
災害には、
ある程度前から危険を知ることができるもの
と、
いつ起こるのかほとんど分からないもの
があります。
台風や大雨は予報があります。
でも予報には幅があり、線状降水帯のように正確な予測が難しい現象もあります。
地震は、現在の科学では日時・場所・規模を正確に予知することはできません。
だから防災で一番危険なのは、
「まだ大丈夫」
「自分だけは大丈夫」
「前回も大丈夫だった」
と決めつけてしまうことなのかもしれません。
内閣府も、災害時に「自分は大丈夫」と
事態を過小評価してしまう正常性バイアスに注意を促しています。
防災すぐるパパ、まどかママ。
災害は、
起こるか、起こらないか
だけで考えるのではなく、
「起きたら、わが家はどうする?」
と考えてみませんか?
予測できる災害なら、
早めに情報を知る。
予測できない災害なら、
何も起きていない今、備える。
そして、
予想より大きな災害になったとしても、
「まさか」ではなく「もしも」に変えておく。
これが「防災ラボる」のステップ1、
「知る」
の大切な第一歩です。
一緒にラボろう、防災のこと。
防災ラボる


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