こんにちは!
「防災ラボる」のラボる君です。
テレビやスマートフォンを見ていると、
「台風が日本列島に接近するおそれがあります」
というニュースが流れることがあります。
そんなとき、防災すぐるさんは何をしますか?
「とりあえず水を買っておこうかな」
防災まどかさんは、
「ベランダの物を片付けたほうがいいかな?」
と考えるかもしれません。
もちろん、それも大切です。
でも台風への備えは、
台風が来てから考えるのではなく、
来る前にどこまで準備できるか
が重要です。
そこで今回は、台風への備えを、
知る
備える
行動する
の3段階に分けて、一緒にラボってみましょう。
台風対策で大切なのは「まだ大丈夫」と思わないこと
台風は地震とは少し違います。
地震は突然発生しますが、台風は多くの場合、
数日前から進路や勢力などの情報を確認できます。
つまり、
事前に準備できる災害
ともいえます。
せっかく時間があるのですから、
「来てから考えよう」
ではなく、
「来るかもしれない段階から準備する」
ことが大切です。
台風が近づいて風や雨が強くなってから、
- 屋根を確認する
- 雨戸を閉める
- ベランダを片付ける
- 買い物に行く
といった行動をするのは危険です。
台風対策は、風が強くなる前に終わらせる。
まずこれを覚えておきましょう。
STEP1「知る」|まず台風と自宅の危険を知ろう
最初のステップは、
知ること
です。
「台風が来る」
という情報だけでは十分ではありません。
何が起こる可能性があるのか、
自宅にはどんな危険があるのかまで確認します。
① 台風の進路を確認する
まず確認したいのが台風の進路です。
気象庁の台風情報では、
台風の位置、進路、勢力などを確認できます。
ニュースだけでなく、
気象庁や自治体などの最新情報も確認しましょう。
特に見るポイントは、
- 自分の地域に近づく可能性
- 接近する日時
- 台風の勢力
- 暴風のおそれ
- 大雨のおそれ
などです。
ただし、
予報円の中心だけを見るのは注意が必要です。
進路予報には幅があります。
「中心が自分の町を通らないから大丈夫」
とは限りません。
② 台風では「風」だけでなく「雨」にも注意する
台風というと、
猛烈な風
をイメージしませんか?
でも台風では、
- 暴風
- 大雨
- 洪水
- 内水氾濫
- 土砂災害
- 高潮
- 高波
など、さまざまな災害が起こる可能性があります。
「家が風に耐えられるか」だけを見るのではなく、
水害の危険も一緒に考える
必要があります。
③ ハザードマップを見る
防災すぐるさん。
自宅のハザードマップを見たことがありますか?
台風が近づく前に、
- 洪水
- 土砂災害
- 高潮
- 浸水
などの危険を確認してみましょう。
自宅だけでなく、
避難所までの道
も確認しておきます。
避難所へ向かう途中に川や崖があれば、
台風接近後には危険になる可能性があります。
④ 自宅が「避難したほうがよい場所」なのか考える
「台風=全員が避難所へ行く」
というわけではありません。
自宅が安全な場所にあり、建物も安全であれば、
在宅避難できる場合もあります。
反対に、
- 河川の近く
- 浸水想定区域
- 土砂災害警戒区域
- 海岸付近
- 古い住宅
- 強風で被害を受けそうな住宅
などでは、早めの避難を考える必要があります。
「避難するかどうかを台風当日に考える」のではなく、事前に決めておく。
これが重要です。
⑤ 家族が別々にいる場合を考える
台風が平日の昼間に近づくこともあります。
防災すぐるさんは会社。
防災まどかさんは買い物。
子どもは学校。
そんな状態かもしれません。
そこで家族で、
「台風が近づいたら誰がどこにいる?」
を考えておきます。
さらに、
- 学校の対応
- 会社から帰宅できるか
- 公共交通機関が止まる可能性
- 家族との連絡方法
も確認しておきましょう。
STEP2「備える」|台風が来る前に家と生活を準備する
危険を「知った」ら、次は、
備える
です。
台風が接近する数日前から準備します。
① 水を準備する
断水に備えて飲料水を準備します。
一つの目安として、
1人1日3リットル程度
を考えます。
まず最低3日分。
可能なら1週間程度を目標に少しずつ備蓄しておきましょう。
台風が来るたびに慌てて水を買いに行くのではなく、
普段から備蓄しておくのがおすすめです。
② 食料を準備する
停電や道路の通行止めなどで買い物へ行けなくなる可能性があります。
準備しておきたいのは、
- パックご飯
- レトルト食品
- 缶詰
- カップ麺
- パン
- 栄養補助食品
- お菓子
- インスタント食品
などです。
特別な非常食だけではなく、
普段食べる食品を多めに買って使いながら補充する「ローリングストック」
も取り入れてみましょう。
③ 停電対策をする
台風では強風などにより停電することがあります。
そこで、
- LEDランタン
- 懐中電灯
- 乾電池
- モバイルバッテリー
- ラジオ
- カセットコンロ
などを確認します。
モバイルバッテリーを持っていても、
充電が0%なら役に立ちません。
台風接近前にスマートフォンとモバイルバッテリーを
満充電に近づけておきましょう。
④ 携帯トイレを準備する
台風による停電や断水ではトイレが使えなくなる可能性もあります。
水や食料だけでなく、
携帯トイレ・簡易トイレ
も準備しておきましょう。
⑤ ベランダ・庭の物を片付ける
ここは非常に重要です。
台風の風で、
- 植木鉢
- 物干し竿
- ハンガー
- サンダル
- 自転車
- ゴミ箱
- ガーデニング用品
- 子どものおもちゃ
などが飛ぶ可能性があります。
小さな物でも強風で飛ばされれば危険です。
室内に入れられる物は室内へ。
入れられない物は適切に固定します。
気象庁も、台風接近の数日前から飛ばされそうな物を固定するか
屋内へ片付けるよう案内しています。
⑥ 側溝・排水口を掃除する
家の周囲やベランダの排水口に、
- 落ち葉
- ゴミ
- 泥
がたまっていないでしょうか?
排水口が詰まると、大雨の水を流せなくなる可能性があります。
台風が来る前に掃除しておきましょう。
ただし、
雨や風が強くなってから外へ掃除に出るのは危険です。
必ず早めに行います。
⑦ 窓の周りを確認する
台風では飛来物によって窓ガラスが割れる可能性があります。
雨戸やシャッターがある家庭では、風が強くなる前に閉めます。
室内では、
- カーテンを閉める
- 窓の近くで寝ない
- 窓際から物を移動する
などの対策も考えましょう。
⑧ 車の燃料を確認する
車を使う家庭なら燃料も確認しておきます。
ただし、台風接近後に、
「ガソリンを入れ忘れた!」
と暴風雨の中で給油へ行くのは危険です。
早めに確認することがポイントです。
⑨ 高齢者・子ども・持病のある家族の用品を確認する
家族によって必要な物は違います。
赤ちゃんがいるなら、
- ミルク
- 離乳食
- おむつ
- おしりふき
高齢者なら、
- 常用薬
- お薬手帳
- 補聴器用電池
- 介護用品
などです。
普段の生活で、
「これがなくなったら困る」
という物を確認しましょう。
STEP3「行動する」|危険になる前に動く
最後は、
行動する
です。
防災では、備蓄品を持っているだけでは命を守れません。
状況によっては、
避難するという行動
が必要になります。
① 最新の気象情報を確認し続ける
台風の進路や勢力は変わることがあります。
一度天気予報を見て終わりではありません。
気象庁、自治体、防災アプリ、テレビ、ラジオなどで最新情報を確認します。
2026年5月29日からは、新たな防災気象情報の運用が始まっています。
情報名称と警戒レベルとの関係がより分かりやすく整理されているため、
最新の仕組みに沿って確認しましょう。
② 暴風になる前に避難する
これはとても大切です。
危険な場所に住んでいて避難が必要なら、
雨や風が激しくなってからでは遅い
場合があります。
気象庁も、台風などで暴風が見込まれる際には、
暴風となる前に早めに行動するよう呼びかけています。
「まだ大丈夫」
「もう少し様子を見よう」
と判断を遅らせないことが重要です。
③ 高齢者や避難に時間がかかる人は特に早めに
高齢者、障害のある方、乳幼児のいる家庭、
介護が必要な家庭などは、避難に時間がかかる場合があります。
家族だけで移動できるのか。
誰かの支援が必要なのか。
車いすは使えるのか。
避難先は対応できるのか。
台風が来る前から確認しておきましょう。
④ 川・海・用水路を見に行かない
大雨になると、
「川は大丈夫かな?」
「田んぼが心配だ」
「船を確認したい」
と見に行きたくなるかもしれません。
でも絶対に無理をしないでください。
台風接近時は、
- 河川
- 用水路
- 海岸
- 崖
- 冠水道路
などに近づかないことが大切です。
⑤ 屋根には絶対に上らない
台風が近づいてから、
「瓦が心配だから見ておこう」
「アンテナを固定しよう」
と屋根へ上がるのは非常に危険です。
屋根の点検・修理は、
天候が穏やかなうちに専門家へ相談する
のが基本です。
風が吹き始めたら、屋外作業をしないようにしましょう。
⑥ 不要不急の外出を控える
台風では、
「少しくらいなら大丈夫」
と思って外出することが危険につながる場合があります。
道路が冠水したり、飛来物が飛んできたり、
突然強い風が吹いたりすることがあります。
台風が近づいたら不要不急の外出は控えます。
⑦ 避難しない場合は家の中でも安全な場所へ
自宅で過ごす場合でも、
家の中ならどこでも安全というわけではありません。
暴風時には、
- 窓から離れる
- カーテンを閉める
- 飛来物が当たりそうな窓際を避ける
- できるだけ安全な部屋で過ごす
といった行動を考えます。
寝る時間に台風が最接近する予報なら、
寝室の場所も考えておきましょう。
らぼる君式「台風が来る前チェック」
防災すぐるさん一家でも確認できるように整理してみました。
【知る】
□ 台風の進路を確認した
□ 接近する時間帯を確認した
□ 暴風・大雨の予報を確認した
□ ハザードマップを確認した
□ 洪水・土砂災害・高潮の危険を確認した
□ 避難所を確認した
□ 避難経路を確認した
□ 家族の連絡方法を確認した
【備える】
□ 水を準備した
□ 食料を準備した
□ 携帯トイレを準備した
□ 懐中電灯・ランタンを確認した
□ スマートフォンを充電した
□ モバイルバッテリーを充電した
□ カセットコンロ・ボンベを確認した
□ 常用薬を確認した
□ ベランダ・庭を片付けた
□ 排水口・側溝を掃除した
□ 雨戸・シャッターを確認した
□ 車の燃料を確認した
□ 非常持ち出し袋を確認した
【行動する】
□ 最新情報を確認している
□ 必要なら早めに避難する
□ 高齢者・子どもなどを早めに避難させる
□ 川や海を見に行かない
□ 屋根に上らない
□ 不要不急の外出をしない
□ 暴風になる前に屋外作業を終える
□ 自宅では窓から離れて過ごす
台風対策は「買い物」だけじゃない
防災すぐるさん。
台風対策というと、
「水を買う」
「非常食を買う」
「防災グッズを買う」
というイメージがありませんか?
もちろん備蓄は大切です。
でも、それだけではありません。
ハザードマップを見る。
台風の進路を確認する。
ベランダを片付ける。
スマートフォンを充電する。
家族と避難について話し合う。
こうしたことも全部、
立派な台風対策です。
らぼる君のまとめ|知る→備える→行動する
台風から家族を守るために、僕はこの3つを覚えておきたいと思います。
① 知る
「どんな台風なのか」「わが家にはどんな危険があるのか」を知る。
② 備える
水・食料・停電対策だけでなく、家の外や避難の準備まで済ませる。
③ 行動する
危険になる前に避難し、暴風雨になってから無理な行動をしない。
台風は、ある程度前から近づいてくることが分かる災害です。
だからこそ、
「分かっていたのに準備できなかった」
をできるだけ減らしたいですね。
ニュースで、
「台風が発生しました」
と聞いたその日から、防災は始められます。
防災すぐるさん、防災まどかさん。
家族を守るために、
知る。備える。行動する。
この3つを一緒に始めてみませんか?
一緒にラボろう、防災のこと。


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