ハザードマップとは?何がわかる?見方と災害時に確認したいポイントをわかりやすく解説

ハザードマップ 防災ステップ1ー知る
ハザードマップ

ハザードマップは「自宅が危険かを見る地図」だけではなく、
どんな災害が・どこまで来る可能性があり・どこへ・
どう逃げるかを家族で決めるための地図としてください。


こんにちは!

「防災ラボる」です。

防災すぐるパパ。

自分が住んでいる地域のハザードマップを見たことがありますか?

まどかママも、

「市役所からもらったような気がするけど、どこに置いたかな?」

という感じかもしれません。

ハザードマップには色がたくさん塗られていて、

「赤や黄色は危険そうだけど、どう見ればいいの?」

「自宅に色がついていなければ安全なの?」

と思う人もいるでしょう。

でも、ハザードマップは防災を考えるうえで、とても重要な情報です。

なぜなら、

「自分の住んでいる場所で、どんな災害が起こる可能性があるのか」

を事前に知ることができるからです。

今回は、

ハザードマップとは何なのか?

どこを見ればいいのか?

そして、

台風や大雨など災害の危険が迫っているときには何に注目すればいいのか?

を一緒にラボってみましょう。

  1. ハザードマップとは?
    1. 災害の危険性を地図にしたもの
  2. ハザードマップを見ると何がわかる?
    1. 自宅にどんな災害リスクがあるか分かる
    2. 学校や職場の危険性も確認できる
  3. ハザードマップにはどんな種類がある?
    1. 洪水ハザードマップ
    2. 土砂災害ハザードマップ
    3. 津波ハザードマップ
    4. 高潮ハザードマップ
    5. 内水ハザードマップ
  4. ハザードマップを見るときの重要ポイント
    1. ポイント① 自宅の場所
    2. ポイント② 浸水する深さ
    3. ポイント③ 土砂災害の危険区域
    4. ポイント④ 避難場所
    5. ポイント⑤ 避難ルート
    6. ポイント⑥ 家族がよくいる場所
  5. 「色がついていない=絶対安全」ではない
    1. ハザードマップは未来を完璧に予測するものではない
  6. ハザードマップはいつ見るの?
    1. 答えは「災害が起きる前」
  7. 台風・大雨が近づいてきたら何を見る?
    1. ① 自宅の災害リスクをもう一度確認
    2. ② 最新の気象・防災情報と一緒に見る
    3. ③ 警戒レベルを確認する
    4. ④ 川の水位や危険度を確認する
    5. ⑤ 避難経路がまだ使えるか考える
  8. 地震・津波のときはどう見る?
    1. 地震の後にゆっくりハザードマップを見るとは限らない
  9. スマホでもハザードマップを確認できる
    1. 国の「ハザードマップポータルサイト」を活用しよう
  10. 防災すぐるパパ一家でやってみよう
    1. 休日に「家族ハザードマップ会議」をしてみる
  11. ハザードマップを見るときのチェックポイント
    1. 平常時に確認すること
    2. 台風・大雨など災害の可能性が高まったとき
  12. ハザードマップは「見る地図」ではなく「行動を決める地図」
  13. 防災ラボるのまとめ

ハザードマップとは?

災害の危険性を地図にしたもの

ハザードマップとは、自然災害によって
被害が発生する可能性がある場所などを地図上に示したものです。

例えば、

  • 洪水
  • 土砂災害
  • 高潮
  • 津波
  • 内水氾濫
  • 火山

などがあります。

さらに、避難場所や避難所などが掲載されているものもあります。

つまりハザードマップは、

「災害が起きたら危険になりそうな場所を事前に知り、
避難について考えるための地図」

なのです。

ハザードマップを見ると何がわかる?

自宅にどんな災害リスクがあるか分かる

まず確認してほしいのが、

自宅です。

「自分の家は川から離れているから洪水は大丈夫」

と思っていても、
ハザードマップを見ると浸水想定区域に入っているかもしれません。

反対に、

「近くに川があるから絶対に浸水する」

とも限りません。

感覚だけで判断せず、まずハザードマップを確認することが大切です。

学校や職場の危険性も確認できる

確認するのは自宅だけではありません。

防災すぐるパパなら、

職場。

まどかママなら、

勤務先やよく行くスーパー。

子どもなら、

学校や保育園。

さらに、

  • 高齢の両親の家
  • よく利用する駅
  • 通勤・通学経路

なども確認しておきたいところです。

家族が全員自宅にいるときに災害が起きるとは限らないからです。

ハザードマップにはどんな種類がある?

洪水ハザードマップ

大雨などによって河川が氾濫した場合に、
浸水が想定される区域などを確認するためのものです。

ここで重要なのは、

「色がついているか」だけを見るのではない

ということです。

想定される浸水深にも注目しましょう。

土砂災害ハザードマップ

大雨などによって、

  • がけ崩れ
  • 土石流
  • 地すべり

などが発生する危険性のある場所を確認します。

自宅が山や崖から少し離れていても、
避難経路が土砂災害の危険区域を通っている場合があります。

津波ハザードマップ

大きな地震などによる津波の浸水想定区域などを確認できます。

海岸付近に住んでいる家庭では特に重要です。

津波の場合は、

「どこへ逃げるか」だけでなく
どの方向へ、どのルートで逃げるか

まで確認しておきましょう。

高潮ハザードマップ

台風などによって海面が上昇し、
沿岸部が浸水する高潮の危険性を確認します。

海の近くでは、

「津波だけ確認すればいい」

というわけではありません。

台風のときには高潮にも注意が必要です。

内水ハザードマップ

大雨が降ったとき、排水能力を超えた雨水などによって
市街地が浸水する内水氾濫の危険性を確認します。

「近くに大きな川がないから水害は起こらない」

とは限らない理由の一つです。

ハザードマップを見るときの重要ポイント

ポイント① 自宅の場所

まず、

「わが家はここ」

を正確に確認します。

そのうえで、

  • 洪水
  • 土砂災害
  • 津波
  • 高潮
  • 内水氾濫

など、どの災害リスクがあるのか確認します。

一つのハザードマップだけで終わらせないことがポイントです。

ポイント② 浸水する深さ

洪水や高潮などでは、

想定浸水深

を確認します。

例えば同じ浸水想定区域でも、

「0.5m程度」と「数m」では危険性が大きく異なります。

色だけを見るのではなく、

凡例を見て、その色が何mの浸水を意味するのか

まで確認してください。

ポイント③ 土砂災害の危険区域

山や崖の近くなら、

土砂災害警戒区域などに入っていないか

を確認します。

自宅だけではなく、
避難場所へ向かう途中に危険箇所がないかも見ておきましょう。

ポイント④ 避難場所

次に、

どこへ逃げるのか

を確認します。

ここで覚えておきたいのが、

「指定緊急避難場所」と「指定避難所」は役割が違う

ということです。

指定緊急避難場所は、
津波や洪水など災害の危険から命を守るため緊急的に避難する場所。

指定避難所は、
自宅に戻れなくなった人などが一定期間生活するための場所です。

災害の種類によって適切な避難場所が異なる場合があります。

「学校なら何でも安全」

と思い込まず、

その災害に対応した避難場所なのか

を確認しましょう。

ポイント⑤ 避難ルート

防災すぐるパパ。

避難所の場所だけ覚えて安心していませんか?

実は、

そこまでどうやって行くか

も非常に重要です。

避難経路に、

  • アンダーパス
  • 海岸
  • 冠水しやすい道路

などがないか確認します。

そして、

避難ルートを一つだけにしない

ことも考えてみましょう。

通行できなくなった場合に備えて、第2のルートも考えておくと安心です。

ポイント⑥ 家族がよくいる場所

家族全員が自宅にいるとは限りません。

そこで、

自宅・職場・学校・よく利用する場所

をそれぞれ確認します。

防災すぐるパパは職場からどうする?

まどかママは外出先なら?

子どもは学校なら?

家族が別々に避難する可能性まで考えておきましょう。

「色がついていない=絶対安全」ではない

ハザードマップは未来を完璧に予測するものではない

これは非常に重要です。

自宅に色がついていなかったら、

「うちは絶対大丈夫!」

と思いたくなります。

でも、そうとは限りません。

ハザードマップは一定の想定・条件に基づいて作られています。

想定を超える災害が起こる可能性もあります。

また、小さな河川、局地的な大雨、土地の状況など、
すべての危険性が一枚の地図に完全に表現されているわけではありません。

だから、

色がない=災害が絶対に起こらない

とは考えないようにしましょう。

ハザードマップはいつ見るの?

答えは「災害が起きる前」

ハザードマップを初めて見るタイミングが、

大雨が降っている最中

では遅い場合があります。

普段から、

自宅の危険→避難場所→避難経路

を確認しておきます。

できれば家族で実際に避難場所まで歩いてみましょう。

地図では近く見えても、

「この坂、おばあちゃんには大変だね」

「この道は夜だと暗いな」

「ここに川があるんだ」

など、歩かなければ気づかないことがあります。

台風・大雨が近づいてきたら何を見る?

① 自宅の災害リスクをもう一度確認

台風や大雨の予報が出たら、
まず自宅周辺のハザードマップを再確認します。

特に、

洪水・土砂災害・高潮・内水氾濫

など、そのとき予想される災害に対応した情報を見ます。

② 最新の気象・防災情報と一緒に見る

ハザードマップだけでは、

「今日何時に避難すればいいか」

までは分かりません。

そこで、

  • 気象庁の防災気象情報
  • 自治体の避難情報
  • 河川情報
  • キキクル(危険度分布)

など、最新情報と組み合わせます。

考え方としては、

ハザードマップ=「どこが危ないか」

最新の防災情報=「危険が今どこまで迫っているか」

です。

この2つを組み合わせることが重要です。

③ 警戒レベルを確認する

災害の危険が高まってきたら、
自治体から発令される避難情報にも注目します。

特に覚えておきたいのが、

警戒レベル3「高齢者等避難」

警戒レベル4「避難指示」

です。

高齢者や障害のある方、
乳幼児のいる家庭など避難に時間がかかる場合は、
より早めの行動を考える必要があります。

警戒レベル4までに危険な場所から全員避難する

ことが基本です。

④ 川の水位や危険度を確認する

河川の近くに住んでいる場合は、

「雨が強くなってきた」

という感覚だけで判断せず、河川情報なども確認します。

ただし、

自分で川を見に行って確認するのはやめましょう。

スマートフォンなどから情報を確認します。

⑤ 避難経路がまだ使えるか考える

ここは非常に重要です。

普段決めていた避難ルートでも、

  • 道路が冠水している
  • 川が増水している
  • 土砂災害の危険が高まっている
  • 強風が吹いている

などの状況では危険になる場合があります。

「いつもの避難ルートだから絶対大丈夫」ではありません。

状況が悪化する前に避難することが大切です。

地震・津波のときはどう見る?

地震の後にゆっくりハザードマップを見るとは限らない

津波の危険がある地域では特に注意してください。

強い揺れや長い揺れを感じた後、

「ハザードマップを開いて確認してから逃げよう」

では遅い場合があります。

だから平常時に、

「ここで地震が起きたら、あの高台へ逃げる」

というところまで決めておきます。

津波避難は、

地図を見る防災から、体が動く防災へ

準備しておくことが重要です。

スマホでもハザードマップを確認できる

国の「ハザードマップポータルサイト」を活用しよう

国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、
全国の災害リスク情報などを確認できます。

大きく、

「重ねるハザードマップ」

と、

「わがまちハザードマップ」

があります。

「重ねるハザードマップ」では、
洪水、土砂災害、高潮、津波などの災害リスク情報を
地図上に重ねて確認できます。

「わがまちハザードマップ」では、
市区町村が公開しているハザードマップを探すことができます。

自宅だけでなく、

実家・職場・学校

も一度検索してみましょう。

防災すぐるパパ一家でやってみよう

休日に「家族ハザードマップ会議」をしてみる

防災すぐるパパ。

まどかママ。

今度の休日に30分だけ、家族でハザードマップを見てみませんか?

まず、

「わが家はここ」

を探します。

次に、

「どんな災害がある?」

を確認します。

そして、

「どこへ逃げる?」

「どの道を通る?」

「この道が使えなかったら?」

まで話し合います。

最後に家族で避難場所まで歩いてみましょう。

これだけでも立派な防災訓練です。

ハザードマップを見るときのチェックポイント

平常時に確認すること

□ 自宅の場所
□ 洪水の危険
□ 想定浸水深
□ 土砂災害の危険
□ 津波の危険
□ 高潮の危険
□ 内水氾濫の危険
□ 指定緊急避難場所
□ 指定避難所
□ 避難経路
□ 第2の避難経路
□ 職場・学校の危険性
□ 高齢の家族などの避難方法
□ 家族との連絡・集合方法

台風・大雨など災害の可能性が高まったとき

□ 最新の気象情報
□ 自治体からの避難情報
□ 警戒レベル
□ キキクルなどの危険度情報
□ 河川情報
□ 土砂災害の危険度
□ 避難場所の開設状況
□ 避難経路の安全性
□ 高齢者など避難に時間がかかる家族の状況

そして、

「まだ大丈夫かな?」

ではなく、

「安全に避難できるうちに動けるか?」

という視点で判断することが大切です。

ハザードマップは「見る地図」ではなく「行動を決める地図」

防災すぐるパパ。

ハザードマップを一度見て、

「うちは黄色だった」

だけで終わってしまっては、もったいないです。

大切なのは、

黄色だった。

どんな危険がある?

どこへ逃げる?

いつ逃げる?

どうやって逃げる?

まで考えることです。

ハザードマップは、

災害を予言する地図ではありません。

でも、

災害が起きる前に、家族の行動を決めるための地図

にはできます。

防災ラボるのまとめ

ハザードマップを見たことがない人は、まず今日、

自宅を探すこと

から始めてみましょう。

そして、

① 自宅にはどんな災害リスクがある?

② どのくらいの被害が想定されている?

③ どこへ避難する?

④ どうやって避難する?

⑤ いつ避難を始める?

の5つを家族で考えてみてください。

災害が迫ってから初めて調べるのではなく、

何も起きていない日に見ておく

それがハザードマップの一番大切な使い方だと思います。

防災すぐるパパ、まどかママ。

今夜、家族で一度、自宅をハザードマップで探してみませんか?

自分たちの町を「知る」ことから防災は始まります。

一緒にラボろう、防災のこと。

— 防災ラボる

コメント

タイトルとURLをコピーしました