地震は、いつ起こるかわかりません。
自宅でテレビを見ているとき、仕事をしているとき、
買い物をしているとき、
あるいは夜中に寝ているときに突然発生する可能性があります。
地震が起きた瞬間、
人は驚いて「何をすればいいの?」
と頭が真っ白になってしまうことがあります。
しかし、地震の直後に重要なのは、
慌てて外へ飛び出すことではありません。
まずは自分の命を守ること。
そして、揺れが収まったら周囲の状況を確認し、
必要に応じて安全な場所へ避難することです。
この記事では、地震が起きたときに最初にすることを、
「揺れているとき」
「揺れが収まった後」
「避難するとき」
の3段階に分けて解説します。
地震が起きたら最初にすることは「身を守る」
地震が発生した瞬間に最も大切なのは、
自分自身の安全を確保することです。
大きな揺れの中で移動しようとすると、
転倒したり、家具や物が落下したりして、けがをする危険があります。
まずは姿勢を低くして、頭を守り、
揺れが収まるまで安全な場所で身を守りましょう。
自宅なら、丈夫な机やテーブルの下など、
落下物から身を守れる場所を確保します。
机などがない場合は、
クッションや枕などを使って頭部を守ることも考えられます。
地震直後に避けたい行動
地震が起きたからといって、
慌てて玄関から外へ飛び出すのは危険です。
建物の外では、
窓ガラスや看板、外壁、瓦などが落下する可能性があります。
揺れている最中は、まず身の安全を確保しましょう。
地震が起きたときにやってはいけないこと
災害時は、普段なら簡単にできることでも判断を誤る可能性があります。
特に次のような行動には注意しましょう。
1.揺れている最中に外へ飛び出す
落下物によってけがをする危険があります。
まずは屋内で安全を確保し、揺れが収まるのを待ちます。
2.無理に火を消そうとする
昔から「地震が起きたら火を消す」と言われてきました。
しかし、現在は揺れている最中に無理にコンロなどへ近づくよりも、
まず自分の身を守ることが重要です。
揺れが収まってから、火災の発生状況を確認しましょう。
3.エレベーターを使って避難する
地震によって停電したり、エレベーターが停止したりする可能性があります。
避難が必要な場合は、状況に応じて階段を利用します。
ただし、建物の管理者や防災機関からの指示がある場合は、それに従いましょう。
揺れが収まったら何をする?
地震の揺れが収まったら、すぐに行動を始めます。
ただし、焦って動くのではなく、周囲の安全を確認しましょう。
① 自分や家族にけががないか確認する
まずは自分自身の安全を確認します。
その後、家族がいる場合は、
「大丈夫?」
と声をかけ、けがをしていないか確認します。
② 火災が発生していないか確認する
キッチンなどから煙や炎が出ていないか確認します。
火災が発生している場合は、無理に消火しようとせず、
自分の安全を最優先にしてください。
③ 周囲の状況を確認する
家の中だけではなく、建物や周辺の状況を確認します。
- 建物に大きな損傷がないか
- 窓ガラスが割れていないか
- 家具が倒れていないか
- 火災が発生していないか
- 道路が安全か
- 津波の危険がないか
などを確認します。
地震後は「津波」に注意する
海岸や河川の近くで大きな地震が発生した場合、
津波への警戒が必要です。
津波は非常に速く到達することがあります。
海の近くにいる場合は、
「津波が来るかもしれない」
と考えて、気象庁や自治体などから発表される情報を確認しましょう。
津波の危険がある場合は、海や川を見に行ったり、
様子を確認しに戻ったりせず、
速やかに安全な高い場所などへ避難することが重要です。
地震が起きたらすぐ避難するべき?
地震が起きたら、必ず全員がすぐに避難するとは限りません。
建物や周辺が安全で、自宅にとどまることが可能な場合は、
在宅避難という選択肢もあります。
一方、
- 建物が大きく損傷している
- 火災が迫っている
- 津波の危険がある
- 土砂災害の危険がある
- 自宅にとどまることが危険
といった場合は、安全な場所への避難が必要です。
つまり、「地震が起きたら必ず避難」ではなく、
その場所が安全なのかを判断することが大切です。
避難するときに気をつけたいこと
避難が必要になった場合も、慌てず安全を優先しましょう。
防災リュックを準備しておく
災害が起きてから必要なものを集めるのは大変です。
普段から防災リュックを準備しておけば、避難するときにすぐ持ち出せます。
例えば、
- 飲料水
- 非常食
- 懐中電灯
- モバイルバッテリー
- 携帯ラジオ
- 救急用品
- タオル
- 衛生用品
- 必要な薬
- 貴重品
などを準備しておきます。
家族構成によって必要なものは変わるため、
自分の家庭に必要なものを考えておきましょう。
避難場所は地震が起きる前に確認しておく
災害が発生してから、
「どこに避難すればいい?」
と調べるのでは遅れてしまう可能性があります。
普段から自治体のハザードマップなどを確認して、
避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
また、避難場所まで実際に歩いてみることもおすすめです。
地図だけでは、
- 狭い道路
- ブロック塀
- 急な坂道
- 川
- 崩れやすい場所
などに気づきにくい場合があります。
災害が起きる前に、自分の足で避難経路を確認する。
これも重要な防災対策です。
家族との連絡方法も決めておく
地震などの大規模災害では、家族が同じ場所にいるとは限りません。
仕事中の人、学校にいる子ども、外出している家族など、
それぞれ別の場所にいる可能性があります。
そこで、事前に家族で次のことを決めておきましょう。
- 避難場所
- 集合場所
- 連絡方法
- 災害用伝言サービスの利用方法
- 緊急時の連絡先
「災害が起きたらどうする?」を、
家族で一度話し合っておくだけでも大きな違いがあります。
地震への防災は「起きてから」ではなく「起きる前」
ここまで読んで、
「地震が起きたらどうするかはわかった」
と思った人もいるかもしれません。
しかし、本当に重要なのは、地震が起きる前の防災です。
例えば、
家の中
家具が倒れないように固定する。
非常用品
水や非常食、防災グッズを準備する。
避難
避難場所と避難経路を確認する。
家族
災害時の連絡方法を決める。
情報
自治体の防災情報を確認する。
こうした準備をしておけば、地震が発生したときに落ち着いて行動しやすくなります。
「地震が起きたら何をする?」を家族で練習しておこう
防災は、知識として知っているだけでは十分ではありません。
実際に地震が起きたときに行動できるよう、
家族で話し合っておくことが大切です。
例えば、
「地震が起きたら、まず頭を守る」
「揺れが収まったら家族の安全を確認する」
「津波の危険があれば高い場所へ避難する」
「避難するときは防災リュックを持つ」
など、簡単なルールを決めておきます。
子どもがいる家庭なら、子どもにもわかりやすく伝えておきましょう。
まとめ|地震が起きたら「慌てず、身を守る」
地震は突然発生します。
だからこそ、災害が起きてから考えるのではなく、
普段から防災について知っておくことが大切です。
地震が起きたときの基本的な流れは、
① まず自分の身を守る
↓
② 揺れが収まるまで無理に移動しない
↓
③ 揺れが収まったら周囲の安全を確認する
↓
④ 火災や津波などの危険を確認する
↓
⑤ 危険な場合は安全な場所へ避難する
という流れです。
そして、避難場所や防災リュック、
家族との連絡方法などは、地震が起きる前に準備しておきましょう。
防災で大切なのは、「自分は大丈夫」と思い込まないことです。
いつ地震が起きても落ち着いて行動できるように、
今日から少しずつ準備を始めてみてください。
防災ラボるでは、「知る・備える・行動する」をテーマに、
災害から自分と家族を守るための防災情報をわかりやすく紹介していきます。


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